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日頃、目に留まった庶民的な食堂や、ショッピングセンターのフードコートで食事をしているグルメとはほど遠い食生活をしているので、「夕食は六本木で」などと言われると、一瞬、緊張が走り、ハイソな人たちの中で、貧相な田舎のオヤジであることは一目瞭然の風情で、高級レストランに入るのはいささかためらわれるものの、いつも世話になりっ放しの年長の友人は、吉野屋の牛丼とかてんやの天丼で夕食をすませる人ではなく、ミシュランの調査員以上にあちこちの高級店に通っていて、和食や洋食、中華、エスニック問わず経験に基づく話を聞かされるだけでも、自分も食通をカタって人に語りそうになってしまうほどで、さすがにそれはあまりにも恥ずかしい振る舞いであることを自覚し、すんでのところで思いとどまっています。
サンシャイン60にある古代オリエント博物館にいたため、3時に池袋で待ち合わせ、麻布十番にあるイオンの新業態の冷凍食品のみを売るスーパーや、ワインの品揃えが豊富で外国人も多く訪れるワールドデリカテッセンで買物をしたあと、六本木の東京ミッドタウンに到着、駐車場に並ぶ高級車を見ただけで場違いなところへきてしまったという思いに立ちくらみがしました。
予約してあった飲食店では、うやうやしく安物のコートを預かってくれ、客を圧倒するワインセラーが売り物でありながら、注文するのはビール、とにかく出された食べ物を片っ端から平らげるという田舎者丸出しであっても、旅行の話であったり、歴史の話であったり、いろいろと興味のある話題で遠慮なく話をしつつ、少しずつの料理でありながらも満腹になり、日頃食べ慣れない味でありながらも美味であって、しあわせなひとときを過ごすことができました。
腹ごなしというわけでもないのですが、東京ミッドタウン名物・スターライトガーデン2017を見に行き、連絡橋から見ると、芝生広場の20万個のきらめきは、解説にある通りの壮大な「宇宙旅行」であり、スポンサーが東芝であるのはともかくとして、光と音のダイナミックなショーを無料で楽しみました。
このような晴れがましい場所になじむほどいい暮らしはしていないどころか、日頃は貧困層として底辺で恥を忍んで働いている身分なので、何ともいえない落ち着かない感じはありましたが、ごくまれなハレの日であり、また来年もこられるように日々をつつがなく過ごし、神社仏閣ではないにもかかわらず、光のきらめきに、「友人知人が健康でありますように」などと手を合わせて祈りたい気持ちになっていました。