


「琉球王国の前はグスク時代、農耕が始まって、グスクと呼ばれる城塞が築かれるようになったそうで、それ以前は貝塚時代だそうですよ」と伝えると、「中国に近いのに稲作が伝播していなかったの?」とか「縄文時代がずっとつづいていたってこと?」などと逆に質問を受けてしまいましたが、「想像ですけれども、温暖な気候によって、魚介類や木の実などの食糧にも恵まれていて、農耕を始める必要性はなかったのではないでしょうか」などと学問を積んでいない分、曖昧な表現になってしまい、あまり腑に落ちる話ではなかったようです。
石垣島へ行って、まず離島ターミナルから歩いて5分くらいの場所にある石垣市立八重山博物館に出向き、1階部分しかない展示室の最初の展示品が石器や土器で、その奥に貼り出してあった沖縄の歴史の年表を見て、旧石器時代の次にきた沖縄貝塚時代があまりにも長いのに驚き、それ以上に貝塚時代と呼ぶことを知らなかったことにさらに驚愕し、自らの無知を恥じるとともに、この年表に近いものを見た記憶があるという記憶もよみがえってきて、そういえば、東京国立博物館の1階にある「アイヌと琉球」の展示室の入口にも貼り出してあったことを何となく思い出し、詳細をまったく覚えていないどころか、貝塚時代の記述が頭に入っていなかったことにさらに落胆し、「バカバカバカバカ」と両こぶしで自分の頭を繰り返し叩きこそしなかったものの、そうしたい気持ちがわき起こってきました。
石垣へきてみて、ようやく実感できたというところに、書斎派になり切れない頭のわるさがあり、もとより学問を積んでいるわけではないので、すんなり理解できないという弱点があるのに気づかされました。
とにもかくにも、少し打ちひしがれて博物館をあとにしましたが、帰宅してパソコンの画像を調べてみると、今年に入って二度も三度も行った東京国立博物館で、しっかりと沖縄の年表を撮影していたのでした。