来春の選抜高校野球大会の重要な参考資料となる全国10地区の大会が終了し、北海道・札幌第一、東北・仙台育英、関東・作新学院、東京・早稲田実、東海・静岡、北信越・工大福井、近畿・履正社、中国・宇部鴻城、四国・明徳義塾、九州・福岡大大濠の各地区10の優勝校が、11月11日から始まる明治神宮大会に出場します。
来春の選抜大会の最大の目玉は、昨年夏に出場して大フィーバーを巻き起こした早稲田実業(東京)で、大人気の清宮一塁手に加え、スーパー1年生四番の野村三塁手とのコンビが、再び大旋風を呼ぶのは間違いなく、さらに、関東五番手で選考されそうな慶応義塾(神奈川)との早慶アベック出場で、話題づくりと観客動員が見込めることから、高校野球ファン以上に、主催者の高野連と毎日新聞を喜ばせそうです。
人気は早慶の関東の名門校に集まりそうでも、実力最右翼なのは、U-15日本代表の2選手とU-12日本代表の選手が主力の明徳義塾で、投手力上位といわれる春の大会にあっても、堅い守りと打線の迫力は傑出していて、関東の名門校の前に立ちはだかるヒールとして大暴れしそうな期待を抱かせます。
地味な話題として注目したいのは、中国大会で準優勝し、初出場が濃厚な市立呉で、尾道商業を甲子園に導いた中村信彦監督が異動してきた2007年に創設された硬式野球部が、年々力をつけて頭角を現し、ここ数年は広島大会で準優勝するなど甲子園にあと一息のところまでこぎつけていて、この秋に勝ち抜いて、ようやくたどり着いた悲願の選抜大会出場には、やはり学生スポーツには優れた指導者の力量が大きく作用することを改めて思い知りました。
来年のことを語ると赤鬼が泣き出しそうですが、アマチュア野球を蛇蝎の如く嫌う人もいれば、高校野球が三度の飯より好きで常日頃から情報収集に当たる人もいて、蓼食う虫の小さな一匹として、来年も大きな葉っぱにかじりつきたいと思っています。

  北海道 札幌第一
  東 北 仙台育英
      盛岡大付
  間 東 作新学院
      東海大市原望洋
      健大高崎
      前橋育英
      慶応義塾
  東 京 早稲田実業
  東 海 静岡
      至学館
  北信越 工大福井
      高岡商業
  近 畿 履正社
      神戸国際大付
      滋賀学園
      大阪桐蔭
      報徳学園
      智弁学園
  中 国 宇部鴻城
      市立呉
      創志学園
  四 国 明徳義塾
      帝京第五
  九 州 福岡大大濠
      東海大福岡
      秀岳館
      熊本工業

  明治神宮大会優勝地区1校
  21世紀枠3校