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西日本旅客鉄道奈良駅に降り立つと、寺院風の立派な建物が目に入り、近づいてみると、観光案内所であることがわかりました。
中央に案内カウンターがしつらえられ、多言語による案内が可能であるらしく、手荷物預かり所もあり、iMacやiPadが自由に使えるようになっていて、ハイビジョンテレビで観光地の映像が流れ、祈祷室や外貨両替機があるのにも海外からの旅行者の目線に立った設置であり、壁際には、どこの観光案内所にも置いてある観光地の案内リーフレットが充実していました。
さすがは「古都・奈良」であり、世界的にも有名な日本の観光地であり、旅行者を受け入れる体制を整える「おもてなし」であり、何よりも、味気ないビルの中の一室でないところが、歴史と文化の深さを表していて、「日本一の観光案内所」と称しても過言ではないような気がします。
調べてみると、建物は昭和9年(1934)に竣工した二代目の奈良駅舎で、平成15年(2003)まで使われていましたが、連続立体交差事業により、駅舎の存続に論議を呼び、市民や観光客に愛着が深かったことと、文化的価値も踏まえ、保存されることが決まり、駅舎を反時計回りに13度回転させたのち、東北へ18m移動させる曳屋工事が4日間かけて行われました。
平成21年(2009)7月に、奈良総合観光案内所としてリニューアルオープンし、多くの観光客に便宜を図っているようで、方形屋根に乗る九輪や四隅の風鐸、建物内部の朱塗りの柱組や格天井、宝相華や忍冬唐草紋様の古代紋様などが何を意味しているのか、まったくわけがわからなくても、とにもかくにも日本の始まりの都にきた、という雰囲気にひたり、奈良見物に出かけるには、最高のスタート地点のように思えました。