


以前は駅から10分くらい歩くとか、私鉄沿線で乗換が面倒なところとか、平日一泊5000円以下のホテルもかなりあったのですが、最近はごくまれになってきて、数年前に泊まったことのあるホテルの値段が、1000円から2000円ほど高くなっている上、金曜と土曜の価格設定が異常なほどはね上がっているのも時折見かけます。
安いということは、わけありということでもあり、一泊3500円、という表示を見て、これはカプセルホテルかドミトリーか、そうでなければ何かある、と思うのは普通の反応で、「フォーリーブスイン長居」の場合は、「タオルや石鹸などのアメニティがひとつもない」ということでした。
阪和線鶴ケ丘駅徒歩3分、というのも、天王寺で阪和線の各駅停車に乗り換えなければいけない面倒さもあり、安いのにも多少は納得できるところもありました。
フロントには当然ながら受付が常駐していて、鍵を渡してくれましたが、部屋番号や注意事項などがこまごまと書かれた説明書はなく、客室に入ると、思いのほか広々としていて、窓型のクーラーも効いて、机も大きくてゆとりがあり、何ひとつ不満はありませんでした。
サービス業は、あれもこれもとあれば便利なものを盛り込んでしまいがちですが、ほんとうに必要なものはそれほどあるわけではなく、思い切って捨て去って、それを価格に反映させれば、必ず理解する客も出てくるので、サービス全体を見直し、仕分けする必要があるようにも思え、今回はタオルや洗面用具は自宅から持ってきて、石鹸はスーパーで買い、ほんの少し不便さはあっても、これはこれで充分だという気持ちもあって、安さの前には何も文句は言えるはずはありません。