


国鉄の時代であれば、米原発直江津行きという普通列車が、353,8kmの道のりを、特急や急行に追い抜かれながら走っていたものですが、分割民営化を経て、少しづつ走破する区間を短くされ、とうとう別の会社へと切り離されてしまいました。
鉄道会社として、効率を追求する時代の流れであるのは間違いないのですが、地域住民としてみたところで、取り立てて騒ぐほど不便を感じていないのも事実であり、各駅停車の駅の近くに居住していても、通勤はほとんど自家用車であり、旅行するにしてもターミナル駅までタクシーか自家用車で行く方が便利で、各駅停車をそれほど必要としていないのが実際のところで、そもそもがめったに電車に乗らないため、鉄道にまったく関心がないというのが沿線の多くの住民の実状です。
普通電車に乗っているのは、学生と年寄りと観光客で、昼間は二両編成でも空席が目立つほどですが、一度雪の日に乗ったことがあり、田舎なので車両の中まで乗客が進まず、乗客の着ぶくれと、ドア付近に固まっていることも重なって、無理やり乗り込んでこない人たちがホームに積み残されていたこともありました。
521系は、平成18年に北陸本線長浜・敦賀間と、湖西線永原・近江塩津間が直流化されたことによって投入された交直流近郊型電車で、54編成が製造され、IRいしかわ鉄道には5編成、あいのかぜとやま鉄道には16編成が譲渡されました。