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桐生球場で高校野球を観戦するため、上毛電気鉄道に乗り、西桐生駅からわずか四駅目の桐生球場前駅まで、3.6km、230円、乗車時間が7分ほどの乗り鉄を楽しんできました。
西桐生の駅舎一棟とプラットホーム一棟が登録有形文化財に指定され、昭和3年の開業にともなって建てられた駅舎は、木造平屋建で面積は189平方m、待合室、事務所、宿直室、休憩室を配し、外壁は茶褐色のモルタル塗り、内部は漆喰塗り、昭和初期のモダンな洋風建築で、プラットホームの上屋は縦6.4m、横27.4m、面積107平方m、骨組みに緑色に塗装を施されて、昭和初期の面影を残す味わい深い建築物でした。
そのプラットホームに電車がすべり込んできて、まずは京王電鉄の井の頭線で走っていた3000系のステンレス車両であったことに、かつて在京時に、通学や通勤などで利用していたのを思い出し、なつかしさに包まれ、その次に、自転車を押して降りてくる乗客がいたのには少しばかり驚きました。
ネットで検索してみると、上毛電気鉄道の車両は、京王井の頭線で5両編成で活躍していた3000系を、ワンマン対応、冷房化、2両編成に改造し、新たにカラーリングを上毛電鉄カラーに塗り替え、平成10年10月に1編成1両、フィヨルドグリーンが運ばれてきたのを皮切りに、12月に2編成4両、ロイヤルブルーとフェニックスレッド、平成11年4月に1編成2両、サンライトイエロー、5月に2編成4両、ジュエルピンクとパステルブルー、平成12年4月に1編成2両、ミントグリーン、12月に1編成2両、ゴールデンオレンジと、すべての車両が上毛電鉄700形に置き換わり、8色は本家の京王電鉄の7色を上回り、計8編成16両が前橋中央と西桐生の間、25.4kmを52分ほどで結んでいて、サイクルとレインとして、運賃のみで自転車をそのままの形で車内に持ち込むことができるそうで、平成15年4月から試験的に実施し、平成17年4月から本格的に運用が始まり、現在では年間4万台以上と、かなり市民の間に定着してきているようです。
地方の鉄道は経営が思わしくないところがほとんどで、さまざまな企業努力を重ねて存続を図っていて、いつまでも残してほしいと口先だけで唱えるのはたやすいのですが、なかなか自助努力だけで利益を上げるのは困難を極め、やはり、乗って残すしかないとは、あまりにもありきたりな言い草であって、機会があればとにかく乗って、観光客という気楽な立場で微力に過ぎなくても、僭越ながら協力したいと思っています。