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道路からスキー場へと向かって行き、下り口に立って一望すると、左手に砂の斜面があり、波打ち際は石が転がり、海に突き出した岩と、苔のように見える低木の緑をかぶった岩石との間に入江があって、その向こうには大海原が広がる雄大な眺めで、水平線を見つめると、せせこましい日々の暮らしを忘れ、爽快な気分になってきました。
田牛サンドスキー場は、強い風によって吹き上げられた砂が積み上がってできた天然の斜面で、人の手によって造ったのであれば、風によって崩れ去ってしまうのではないかと思われ、自然の力の偉大さの前では、ただただ感心するばかりです。
波や風によって、海岸から削り取られた砂は、海流によって運ばれ、砂浜を作りますが、この田牛サンドスキー場では、海岸まで運ばれ、たまった砂が強い風で吹き上げられて斜面を作り、さらに吹き上げられた砂は、一旦は崖の一番高い場所まで持ち上げられるものの、急角度に積み上がった砂はやがて崩れ、転がり落ち、いつでも同じ角度で維持されているようです。
地形と海流と風向がまるで談合してできたかのような斜面は、下から見上げると自然の不思議が詰め込まれた砂山であって、錆びたピストルやナイフを見つけるためにほじくり返すわけにも行かず、いのちのない砂をひと握りして、指の間からこぼれ落としてみましたが、石川啄木のような偉大な才能がないため、短歌はまったく浮かんできませんでした。
傾斜角30度が安息角度で、幅100m、滑走距離は45mほど、スキーもそりも試みず、歩き回っただけでも存分に楽しむことができました。