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越中五箇山相倉集落は、庄川から少し離れた段丘上に広がっていて、20棟の合掌造り家屋が残っています。
菅沼集落と同様に、塀や垣根などで家屋を囲っていませんが、集落の面積が広い分、田んぼや畑が目立ち、段差のあるところでは、自然石の石垣が積まれ、水路が走り、かつてこのような景色に出くわしたわけでもないのに、子供の頃に戻ったかのような不思議な気持ちがして、いつか見た田園風景にも思えてきて、やすらぎを覚えました。
神社があり、土蔵があり、合掌造り家屋が立ち並び、周囲の山々に溶け込んで、脈々と営まれてきた人々の暮らしは自然と一体であって、人間本来の姿かも知れず、利便性を追求しすぎて、歯止めの利かなくなった現代社会が失った調和や節度が残されているように思えます。
木と縄と茅でできた建物が、大変な尽力によって維持管理がなされているとはいえ、軽く百年以上に渡って居住されつづけてきたことにも驚かされます。
山間地にあって、まさに風雪に耐えてきた合掌造りの家屋は、手を合わせて祈るような姿からも、大地をしっかりと踏みしめているようなたたずまいからも、眺めると安心感を得て、穏やかな心持ちになるような気もしてきました。