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九段下にある「昭和館」では、「戦後70年写真展」が2階ひろばで開かれ、無料で見られるようになっていました。
いまから70年前の昭和20年、戦中と戦後が共存する年は、当然ながら生まれる前であって、想像もつきませんが、人々の暮らしが現在のように便利で自由でなかったことだけは確かで、そういう境遇の中でも前向きに行き抜いた世代のおかげで、今日の繁栄がもたらされたことについては感謝したいと思います。
すでに亡くなった父親は、昭和6年生まれでしたが、疎開先の話をたまにする程度で、戦時中の話を折り入ってするようなことはありませんでした。
戦前、戦中、そして戦後のどさくさについては、小説や映画で知るほかはなく、実感がわく道理もないわけで、たまに経験した人々の話を直接聞いたり、テレビやラジオで見聞きしたりするたび、戦争について考え、悲惨な事実に二度と繰り返してはならないと憤ってもみるのですが、日々のせわしない明け暮れに追われているうち、すっかり忘れていることもあります。
「昭和館」というと、学生時代、友人と新宿にあった二番館でやくざ映画3本立てを見ていたことも思い浮かんできますが、昭和の終わり頃には若かったせいもあって、何の根拠もないのに、将来はきっとよくなるものだと考え、希望に満ちてはいないものの、ないわけではない、不安もあるものの、何とかなるだろうと、とりあえずの幸せ感に包まれていたのが災いしたのか、何事もなせず、何の取柄もなく、現在しょぼくれた境遇でかろうじて糊口をしのいでいるようになろうとは夢にも思っていませんでした。