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魯山人寓居跡いろは草庵は、元は旅館の十四代目の別荘、旦那衆が集まり、書画骨董などを語らい、茶会なども開かれていた文化サロンで、公開に当たり、木造二階建ての母屋と離れの土蔵とが現代的なガラス張りのロビーで結ばれていました。
陽光に包まれ、明るいながらも落ち着いた雰囲気で、庭に向かって腰をおろし、冷茶のもてなしを受けながら、ガラス越しに庭を眺めると、鮮やかなコケの緑と植栽の青葉が目に飛び込んできました。
庭に出て、飛び石伝いにゆっくり歩いてみると、四畳の茶室のにじり口のある側に蹲踞があり、黒塀の裏木戸の手前に関守石が置かれてありました。
茶室のの側から見ると、奥に竹林があり、幽谷の趣を呈して、ヒバやアオキなどが建物のそばで品よく植えられて、建物と庭との調和を保っていました。
池泉や石組があるわけでなく、けっして広くはありませんが、均整の取れた風流人らしいもてなしの庭で、閑静なたたずまいの珠玉の庭でした。