


まず、飛び回っているハチにどこかへ行ってもらうために、殺虫剤を噴射しまくり、いなくなったところを見計らって、巣の真下に紙袋を開いて置き、物干竿で突いて落とし、半分に折り曲げて残党が飛び出してこないようにして、軽く踏みつぶしたあと、燃えるゴミ袋にそのまま入れて捨てようか迷いましたが、いずれ土に還るだろうと思い、近くの空き地に袋の中身を放り出しました。
瀕死の状態のハチも数匹いたものの、攻撃を加えられることはなく、ハチノコを写真に収めようとカメラを取りに行っているすきに、キジトラネコがやってきて、食べられるかどうか、ハチの巣のにおいをかいでいたのですが、しばらくの間追い払って、数枚撮影をすませました。
あきらめきれないキジトラネコが再びやってきて、ハチノコを残らず食べ尽くし、まわりに転がっていた死にかけのハチも胃袋に収めると、満足そうに座って顔を洗っていました。
自然が多いところというより、小高い山の雑木林の中に住んでいるようなものなので、ハチの巣くらいで驚いていては暮らしていけませんが、わざわざ人が住んでいる近くにこしらえずに、ほかにいくらでも巣作りする場所はありそうなもので、種の保存のためにも、人知れず、どこか遠くで営巣に励んでもらいたいものです。