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今年11月にリニューアルオープンした「東京都庭園美術館」は、1933年に朝香宮家の本邸として建てられ、戦後は吉田茂首相が住人となったり、西武鉄道に買い取られてプリンスホテルの本社として使われたりもしましたが、現在は美術館として、一般に公開されています。
庭園の公開は来春になるようですが、朝香宮邸だけでも見ごたえは充分で、とくに、照明器具やラジエーターカバー、通気口、天井装飾、壁面装飾などの技巧と精度の高いデザインが素晴らしく、心を奪われました。
細部に魂を込め、隅々まで気を使い、全体として端正なデザインは、見れば見るほど味わい深く、機能を果たしながら、それ自体がひとつの世界を形づくり、音楽を奏で、物語を紡いでいるようでした。
もうこれ以上何も加えられない感じがして、ほんとうの豊かさを見るようでもありました。
生活とは、金がほしくて働いて、食べて寝て糞をするだけではないことを思い知らされました。