47都道府県の代表の中で、唯一準決勝進出がなく、春7勝15敗1分、夏23勝54敗1分、通算30勝69敗2分の富山県代表の富山商業(10年ぶり16回目)は、今大会屈指の左腕投手を擁し、春の県大会で優勝し、北信越大会でも準優勝、昨夏からのメンバーが8人残り、今年は上位進出が狙える戦力が整いました。
富山大会では、5試合で175打数36安打.337、本塁打1、三塁打4、二塁打5、犠打16、盗塁1、守備は4失策と鍛えられていて、投手は5試合に投げ、30回で被安打30、奪三振25、与四死球11、失点11、プロ注目とされる割りにはものすごい数字は並んでいませんが、要所を締める投球で大崩れがなく、試合を作れる大黒柱、準決勝、決勝は完投しています。
第1日第3試合で対戦することになった日大鶴ヶ丘(6年ぶり3回目)は、128校が参加した西東京大会を第1シードから勝ち抜き、6試合で179打数44安打,346、本塁打7、三塁打3、二塁打9、犠打20、盗塁5、失策5と堅守を誇り、投手は2人、主戦の右腕は5試合に登板、36回2/3を投げ、被安打24、奪三振28、与四死球12、失点6、技巧派左腕は4試合に登板、12回1/3を投げ、被安打12、奪三振6、与四死球8、失点4、安定した投手陣を守りで盛り立て、長打力のある打線が火を噴けば大量点ものぞめ、東京代表らしい力強さを感じます。
富山県勢は、東京代表と春3戦全敗(昭和38日大一2-0富山商、平成12国士舘2-0高岡一、平成21早稲田実9-2富山商)ながら、夏は1勝(昭和33魚津7-6明治)していますが、この夏は、富山商業・評判の好投手対日大鶴ヶ丘打線という構図、一世一代のピッチングを披露すれば、勝てる可能性も大きいような気もします。
選手権で勝利数23は新潟と並んで同率45位、勝率は最下位山形を上回る46位、新潟は近年日本文理の準優勝など上昇傾向にあり、山形も昨年日大山形が準決勝進出を果たし、取り残された感のある富山ですが、昨夏ベスト8進出の富山第一につづいて、名門の富山商業が難敵を倒して勝ち上がれば、地元も大いに盛り上がり、北信越のレベルも少しづつ上がってきているのかもしれません。