


戦国の動乱で荒廃したものの、加賀藩三代藩主前田利常によって再興され、自然智とともに、1300年近い歴史のある法灯を守りつづけています。
岩山の中腹の岩窟に本殿があり、入口に向唐門がしつらえられて、傾斜地に建つ懸造の拝殿とつながり、欄間や小壁には、細かい彫刻が施されていました。
本殿の脇には、噴火と自然の営みによって形づくられた岩山があり、仏像が祀られていました。
信じられないような造形を目の当たりにすると、改めて自然の力には驚かされますが、自然の摂理は必然であり、人間もその中で生かされているに過ぎないにもかかわらず、文明の力を過信して、思い上がっているような気もしてきて、自分ひとりの思いなど取るには足りないにしても、いま一度自然とのかかわりを考えてみようと思えてきました。