


現時点では、投打ともに高いレベルでまとまる春のセンバツベスト8の桐生第一に、県大会で守備位置も打順も定まらず、さまざまな選手を起用しながら、試行錯誤中の常総学院がどのように挑むか、という構図でした。
常総学院の先発・金子投手は本調子でなく、初回は球が上ずり、苦しい立ち上がり、内野安打と四球2つの満塁から、スクイズで先制されましたが、どうにか後続を断ち、その後立ち直って5回まで2失点とどうにか試合を作り、降板、6回から登板した下手投げの高畑投手は、安定した投球で無失点に抑え、夏に向けての大きな収穫となりました。
一方、桐生第一の山田投手は、130キロに満たない直球ながら、カーブ、スライダーなどのキレのある変化球とのコンビネーションがよく、さらにコントロールが抜群で、いつでも打てそうで、なかなか会心の当たりが出ない見事な投球術、ピンチになるとギアを一枚上げて、真っ向勝負で打ち取るメンタル面の強さもある好投手でした。
何よりも光ったのは、桐生第一の鍛えられた守備、抜けそうな当たりをしっかり捕球したり、強い一塁ゴロを落球してもすばやくベースカバーに入った投手に送球してアウトにしたり、スキのない野球で、投・攻・守の完成度の高いチーム、昨年優勝の前橋育英、健大高崎、樹徳、前橋工、前橋商、高崎、高崎商、太田市商など強豪ひしめく群馬県大会を勝ち抜けば、夏の選手権大会でも注目を集め、優勝候補にも挙げられるかもしれません。