


国宝・重要文化財の洛中洛外図屏風の歴博甲本、上杉本、歴博乙本、舟木本、福岡市博本、勝興寺本、池田本の7点が一堂に会するまたとない機会であり、特に興味深いのは、浮世絵の祖・岩佐又兵衛が描いたとされる舟木本が4m×4mのスクリーン4基に拡大して投影されるということで、細部まで穴の開くほど見てやろうと楽しみにして行きました。
舟木本6曲1双の右隻には、方広寺大仏殿、清水寺、祇園などが描かれて、四条河原では歌舞伎や人形浄瑠璃が演じられ、左隻には二条城、祇園祭や三筋町の遊郭などが描かれ、鴨川の流れが左右の2隻をつないでいます。
装束や表情など精緻に描かれている人々は各種各層の2728人、400年前の都のにぎわいや京の人々の営みが生き生きとして、街のざわめきが響いてくるようでした。
東京で見る京都は、時空を超えて心を揺さぶってくれました。