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あまりくどき上手ではないおっさんたちが、武蔵、庄内、越前より杜の都に集い、地元仙台の方の音頭で「くどき上手」で乾杯、うまい酒と尽きない話題で、快く酔いしれ、時の過ぎるのも忘れさせられました。
私以外の方々は、知の巨人、教養の横綱であって、野球などのスポーツ、映画などのエンターテインメント、はたまた国際情勢から日本の歴史・政治・経済や行く末に及び、さらには扇風機の回転する仕組みや微分積分を使った経済学まで飛び出しましたが、さすがにこれはまったく理解不能でした。
いつも教わることばかりで、私のような序の口以下のふんどし担ぎが、生半可な知識で思い切りぶつかって行けるのはありがたい限りで、受け止めては投げ飛ばし、破綻には思い切りかち上げ、矛盾には鋭く踏み込み、普段は壇上から教え導き、後進に道を指し示すことで禄を得ている責任ある方々なので、授業料の請求書がきても何のフシギもないのですが、このひとときは私にとって最高の時間であって、そのために裏づけのある知識を得たいと願い、わずかばかりの努力もしているつもりになっていて、おそらく、こういう話をしている自分というのがとても好きなのであり、できればこのまま地球最後の日を迎えたいとさえ思えてきます。
それまで日本酒について何ひとつ知らなかったにも関わらず、「くどき上手は山形県鶴岡市の明治8年創業の亀の井酒造が蔵元」とか、「日本酒には米と水だけで作られている純米と醸造アルコールが入っているものとがあり、普通は30%ほどしか削らない酒米を、40%以上(精米歩合60%以下)削ると吟醸、半分以上(精米歩合50%以下)削ったら大吟醸」とか、「米は芯に近づくほどでんぷんが強くなるので、削れば削るほどフルーティーで軽快な味になる」などと、ネット上で拾ってきた半端な知識を振りかざし、「米麹はどうなの?」とか「にごり酒や発泡酒は何?」と訊ねられた途端、たちまち答えに窮して、へらへら笑いを浮かべながら口を閉ざすしかありません。
ただ、同じ「くどき上手」でも、種類によっての香りや味の違いはわかり、日本酒の旨さを知った夜になりました。