


蹴上から、北に向かって疎水分線が分岐、南禅寺の境内を水路閣でまたぎ、哲学の道の堤へとつづいている。
水路閣は全長93.17m、幅4.06m、水路幅2.42m、高さは約14m、レンガ造りのアーチ型橋脚は、100年以上も前に設計、施工されたとは思えないほど堅牢で、美しい姿が周囲の風景になじみ、とけこんでいる。
南禅院に向かう石段を上り、右へと足を向ければ鐘楼が見え、その下を疎水が流れていた。
思いのほか流れが速く、落ちたらそのまま下流に運ばれそうに思え、おっかなびっくりでレンガの上を歩いたが、琵琶湖からの水が京都の人々の暮らしに潤いを与え、発展にも寄与したことも考え合わせれば、先人の知恵には頭が下がり、しっかりしたものを作れば後世まで利用できて、役に立つことを再認識させられた。