


ひとつは本館3階のフロントフロア、エスカレーターで上ってすぐの外国人ツアー客用カウンターと、突き当りの一般客用のカウンターとの間に、小型のクリスマスツリーが誰からも省みられずにひっそりとたたずんでいた。
シンプルでありがちなたたずまいながらも、しっかりと一隅を照らし、影は薄くても存在を示していた。
もうひとつ、地下1階の駅との連絡口から、ホテルビルに入ってしばらく行くと大きな吹き抜けになっていて、その片隅に、これもまたシンプルでありがちなたたずまいで、目立たないように置かれていた。
きらきら光り輝くばかりがツリーではなく、電気を使用しないというのも、今の時代にフィットした「エコツリー」と呼べるかもしれない。