


旧交を温め、再び会えることへの期待もあって、充足した心持ちで帰路につきました。
仙台には何度か来たことがありましたが、今回のように忌憚なく語り合い、飲み歩いたわけではなく、やはり、旅はどこへ行くかではなく、だれと行くか、何をするかが重要なことだと、いまさらのように強く感じました。
NHK第一放送・ラジオ深夜便という番組で、湯川れいこが語っていた「年を取ると無駄な時間は過ごせない。これからはアイウエオだ。会いたい人に会い、行きたいところに行き、嬉しいことをして、笑顔で過ごし、おいしいものを食べる」という言葉に大いに共感します。
仙台空港の1階到着ロビーには、津波でとてつもない打撃を受け、さまざまな人たちの尽力により、再び飛行機が離着陸できるまでに復興した、その被害の様子や作業を記録した写真が展示してありました。
人生にはいろいろなことが起こり、時に喜びに打ち震えたり、時に悲しみに打ちひしがれたり、笑ったり、怒ったり、なんやかやと心が忙しく動き回りますが、過ぎてしまえばすべては思い出、せめてからだが動いて、言葉を発せられるうちは、追憶をサカナにうまい酒を酌み交わしたいものです。