今年の旧盆は、恒例になっている海外旅行には出かけず、関東在住の日頃世話になっている方々のところで過ごさせてもらった。
何よりもうれしかったのは、博識で、頭脳明晰で、論理的思考のできる人との語らいが心地よく、心を豊かにし、日常生活の励みにもなり、欠陥だらけで、まだまだ至らない点が多い私であっても、さらにこれから先もたゆみなく知識を吸収しつづけ、向上したいという気持ちが新たにできたことだ。
芸術、スポーツ、歴史、文化から世相に至るまで、正しい知識に基づいた幅広く的確な意見を持ち、専門分野ではきわめて高い見識で、実際に行動する際の規範となる指針を与えてもらい、これが弁護士料などに換算したら、破産するくらいの請求額になるのは明白だった。
人生で何が一番大切かと問われれば、「時間」と即答するものの、有意義で満ち足りた時間はそうそう過ごせるものではない。
学も才も資産も肩書も何もない私ではあるが、優れた人たちと過ごすことができることのありがたさと、ついつい低い方向へ流れがちになる日々を修正する推進力と浮揚力を得ることができ、明日への活力がわいてきて、再び満ち足りた時間を過ごせるよう努力したいという思いを強くした。