


暗い夜道をとぼとぼ歩き、何もない中にそびえ立つフォーポイント東圃の灯りが見えた時はほんとうに安堵しました。
なんでこんなところに、と思わずにはいられない場所で、周囲は観光地でもビジネス街でもなく、畑や木工所や屑屋のあるホテルの並びには、ほとんど開発の手が及んでいないのとは対照的に、道路を挟んだ向かい側は高層アパートが建ち並び、少なくとも高級ホテルを建てるのにふさわしいところとは感じ取れませんでした。
ホテルの中は予想に反して豪勢で、広々とたロビーにはちょっとした池の中にグランドピアノが置いてあり、2階へと上る階段はゆったりと曲線を描いて、右手にラウンジバー、突き当りにはレストランがありました。
通されたのはスイートルーム、ウェルカムフルーツも置いてあり、最大限のもてなしを受けました。
街中へ夕食を取りに出かけるわけにも行かず、1階のレストランでビールと鶏飯を注文して、ようやく落ち着けて、ほっと一息つきました。