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 「千年の眠り」
8~9世紀頃に、50年ほどかけて作られた世界最大級の仏教遺跡、完成後1000年あまりも火山灰に覆われていたボロブドゥール、掘り出したのは1814年当時ジャワ島を占領していた英国の副総督トーマス・ラッフルズ。
建造され、密林に眠ったいきさつもドラマチックなら、発見され、掘り出してからの修復工事も根気のいる作業だったことは容易に想像でき、とてつもない時間と労力と知力の積み重ねに思いをはせると、人間というのは、ただ飲んだり食べたりする生き物ではなく、壮大なロマンを追い求める存在なんだ、と改めて感じました。
高さ34.5m、基壇の正方形の一辺は123m、四層構造の回廊には総延長5kmに及ぶレリーフ、432基の石仏が鎮座、最上部の円壇には中央に大ストゥーパ、周囲には小ストゥーパが72基という巨大で緻密で精巧な建造物、いにしえの人々の卓越した能力には、驚愕するとともに畏怖の念もわき起こってきます。
様々な思いを胸に、回廊を巡り、階段を上り、円檀まできましたが、修復中ということで、ストゥーパのある場所には立ち入ることはできませんでした。
2007年に初めてきて、この謎の多い遺跡にもう一度訪れる機会があれば、ただただ呆然と見上げてみたいと願っていましたが、実現できたことに感謝するとともに、何も考えず口を開けて見ていると、太古の人々の息づかいが聞こえてくるようで、充たされた時間を過ごすことができました。