たとえいまが元気ハツラツで、順風満帆で、生活にも健康にも何の不安もないとしても、必ずいつか訪れるのは肉体の死だ。
死んだら、電気が消えたように真っ暗闇になるのか、まばゆい光の世界が待っているのか、それは体験してみなければわからない。
ヒアアフター、この世の次にあの世があるのか、ないのか、永久に答えが出ないからこそ、弱みや悲しみにつけ込んだいろんな金儲けも考えつくし、それで多少は救われる人もいるだろう。
未練を残して逝く方も、喪失の哀しみを抱える残された方も、せめてもう一度話をしたいと願ったところで、実現することはありえない。
人間は時の流れの中で喜怒哀楽を繰り返し、すべてのことに一喜一憂しながら、人生万事塞翁が馬なのか、達観できないまでも、自分の器の中で間違いなく死んでいく、それならば好きに気のすむようにやればいいじゃないか、と思えてくる。