♪ああー果てしない♪ という出だしの伸びのある声が、一度聞いたら忘れられない「大都会」が巷に流れ、席巻している頃、私は北陸の片田舎から上京した。
アルバイトはしていたが、この先何をしようか、何をしたらいいのかもわからず、この歌のような♪夢を追いつづけ♪というわけではなかった。
夢を探していた、などときれいごとではなく、ただ成り行きまかせ、行き当たりばったりに大都会に出てきた、というのが実情だった。
本屋に入ってもこの歌が流れていて、喫茶店に入ってもこの歌が流れていて、カラオケスナックに行っても誰かが調子ハズレに歌っていた。
当時から、何とかなる、とは思っていたが、何とかその場をしのぎながら、結局何事もなさず、いまも、何とかなる、と思いながらその場しのぎをつづけていることに、忸怩たる思いも引きずりつつ、何とかなる、と情けなくため息まじりにつぶやくほかはない。
アルバイトはしていたが、この先何をしようか、何をしたらいいのかもわからず、この歌のような♪夢を追いつづけ♪というわけではなかった。
夢を探していた、などときれいごとではなく、ただ成り行きまかせ、行き当たりばったりに大都会に出てきた、というのが実情だった。
本屋に入ってもこの歌が流れていて、喫茶店に入ってもこの歌が流れていて、カラオケスナックに行っても誰かが調子ハズレに歌っていた。
当時から、何とかなる、とは思っていたが、何とかその場をしのぎながら、結局何事もなさず、いまも、何とかなる、と思いながらその場しのぎをつづけていることに、忸怩たる思いも引きずりつつ、何とかなる、と情けなくため息まじりにつぶやくほかはない。