いまは完全に付き合いが途切れたが、「不動産関係の国家資格で食っていて母親と同居している40代後半独身男」の方と、何度か海外旅行に出かけたことがあった。
昨年、HISのツアーでバンコクへ行った折は、もう最初から最後まで最悪、金輪際一緒にいたくない、と思わせてもらうには充分過ぎるほどだった。
セントレアに到着し、HISのツアーデスクのところへ行き、順番を待っていたところ、「携帯レンタルを先にしよう」と言い出し、「時間もないし、とにかく航空券を受け取り、チェックインして荷物を預けてからにしよう」と私が言ったら、むくれて口も利かなくなってしまったり、、予約していた海外で利用できる携帯電話を借りたあと、手荷物検査場を通過する際、自称ワイン通なので所持していた「ナイフのついたワインのコルク抜き」が引っかかり、さんざん迷ったあげく、放棄することにしたのだが、「日本人がテロなんかするわけないだろう」と空港職員にぶつくさ文句を言っていたり、バンコクの空港に到着し、集合の場所に行き、全員揃ってマイクロバスに向かって歩き出したら「トロいオヤジがいなくて助かった」などと自分のことを棚に上げてほざいていたり、私が別のホテルに宿泊するためタクシーで移動し、チェックインしていて、「スイートルーム、ワンキングベッドに・・・」とフロントで言われたら、突然、「ノーノーノー、アイムストレート」などとわめき出し、私ひとりで泊まるにも関わらず、ツインに変更させてしまったり、翌日、別にきてもらいたくもなかったのだが、午前中にやってきて、使わなかったベッドに荷物を放り出して、くしゃくしゃにしてしまった上、私がラウンジやジムに行けなくなってしまったり、次のホテルに移動し、チェックインしたあと、メシを食べに行ったのだが、何が気に食わないのか、再び不機嫌になり、気まずくなったり、ほとほと弱り果てたので、一刻も早く別行動にしないといけないと強く思い、いやな気持ちを抑えつつ、どうにかこうにか離れて、ホテルに戻って、ひとり、ようやく一息ついたのだった。
翌日、バンコク市街を観光していて、伊勢丹あたりをぶらついていたら電話がかかってきて、「大変なことになったので、とにもかくにもホテルへきてくれ」と言うので、約束では15時過ぎに合流することになっていたのを早めて、仕方なくタクシーに飛び乗った。
部屋に入ると、散乱しているほかは重大な問題が発生した雰囲気はなく、「MPの女の子を3000バーツのチップを渡す約束で、MPに4000バーツを払って連れ出して、午前中コトをいたしていたところゴムが破れ、大変なことになった。検査に3000バーツかかる、と女が言うので金を渡したら帰った」ととんでもないトラブルに巻き込まれたかのような深刻な顔でのたまうのを聞いて、呆れてものが言えなくなったところへ、「もう深入りするのはやめとこう」などと完全に現実が見えていない戯言を聞くに至り、爆笑しそうになったのだが、「アンタはアホか」と言いたいのもぐっと抑え、やはりMPで働く女の眼力は確かで、日本でも海外でも恋愛経験のまったくないオヤジをつかまえて、クサい・キタナい・キモいことをガマンし、金をむしり取る手練の見事さに感心するとともに、タクシー代や食事代などは全部私に負担させるわりに、通りすがりの女にだけは相場の何倍もの支払いを言われるままにする気前のよさに感服させられたのだった。
昨年、HISのツアーでバンコクへ行った折は、もう最初から最後まで最悪、金輪際一緒にいたくない、と思わせてもらうには充分過ぎるほどだった。
セントレアに到着し、HISのツアーデスクのところへ行き、順番を待っていたところ、「携帯レンタルを先にしよう」と言い出し、「時間もないし、とにかく航空券を受け取り、チェックインして荷物を預けてからにしよう」と私が言ったら、むくれて口も利かなくなってしまったり、、予約していた海外で利用できる携帯電話を借りたあと、手荷物検査場を通過する際、自称ワイン通なので所持していた「ナイフのついたワインのコルク抜き」が引っかかり、さんざん迷ったあげく、放棄することにしたのだが、「日本人がテロなんかするわけないだろう」と空港職員にぶつくさ文句を言っていたり、バンコクの空港に到着し、集合の場所に行き、全員揃ってマイクロバスに向かって歩き出したら「トロいオヤジがいなくて助かった」などと自分のことを棚に上げてほざいていたり、私が別のホテルに宿泊するためタクシーで移動し、チェックインしていて、「スイートルーム、ワンキングベッドに・・・」とフロントで言われたら、突然、「ノーノーノー、アイムストレート」などとわめき出し、私ひとりで泊まるにも関わらず、ツインに変更させてしまったり、翌日、別にきてもらいたくもなかったのだが、午前中にやってきて、使わなかったベッドに荷物を放り出して、くしゃくしゃにしてしまった上、私がラウンジやジムに行けなくなってしまったり、次のホテルに移動し、チェックインしたあと、メシを食べに行ったのだが、何が気に食わないのか、再び不機嫌になり、気まずくなったり、ほとほと弱り果てたので、一刻も早く別行動にしないといけないと強く思い、いやな気持ちを抑えつつ、どうにかこうにか離れて、ホテルに戻って、ひとり、ようやく一息ついたのだった。
翌日、バンコク市街を観光していて、伊勢丹あたりをぶらついていたら電話がかかってきて、「大変なことになったので、とにもかくにもホテルへきてくれ」と言うので、約束では15時過ぎに合流することになっていたのを早めて、仕方なくタクシーに飛び乗った。
部屋に入ると、散乱しているほかは重大な問題が発生した雰囲気はなく、「MPの女の子を3000バーツのチップを渡す約束で、MPに4000バーツを払って連れ出して、午前中コトをいたしていたところゴムが破れ、大変なことになった。検査に3000バーツかかる、と女が言うので金を渡したら帰った」ととんでもないトラブルに巻き込まれたかのような深刻な顔でのたまうのを聞いて、呆れてものが言えなくなったところへ、「もう深入りするのはやめとこう」などと完全に現実が見えていない戯言を聞くに至り、爆笑しそうになったのだが、「アンタはアホか」と言いたいのもぐっと抑え、やはりMPで働く女の眼力は確かで、日本でも海外でも恋愛経験のまったくないオヤジをつかまえて、クサい・キタナい・キモいことをガマンし、金をむしり取る手練の見事さに感心するとともに、タクシー代や食事代などは全部私に負担させるわりに、通りすがりの女にだけは相場の何倍もの支払いを言われるままにする気前のよさに感服させられたのだった。