さえない男に、天使が舞い降りてきた。
28歳、独身。
やることなすこと、裏目裏目で、借金だらけ。
返済を迫られ、金策も尽き、川に飛び込もうとしていたときだった。
見上げるほどのいい女、なぜ、こんなドツボの人間についてくるのか。
金が必要とあらば一晩でかき集め、取立てに来た野郎どもをなぎ倒し、たのもしいことこの上ない。
が、男は相変わらず、ハマりっ放し。
なんでこうなるの。
それは、うそをつきまくり、自分を愛していないから。
自分が変わらない限り、窮地に追い込まれるばかりなのだ。

 なりはさえぬが 中身はきれい
 うそをつかなきゃ うまくゆく
 わるいやつは ほっておけ
 信じてやれ 自分だけ
 思い通りの ことをやれ

 愛に目覚めて 涙がこぼれ
 生まれ変わって 歩き出す
 金だなんて せこいもの
 こだわらず どんといく
 大事な君に すがりつく

天使ならば、帰るときが必ず来る。
どうするべきなのか。
こたえは、たったひとつのはずだ。