信念を持つことは、やさしいことだ。
しかし、信念を行動に移すことは、むずかしい。
他人が不当な仕打ちを受けていることに対し、憤ることは誰にでもできるが、救いに立ち上がることは誰にでもできることではない。
しかも、仕打ちをするのが、権力側であれば、なおさらだ。
1950年代、アメリカ。
自由であるはずの国なのに、国民の自由が奪われている。
マスコミも、保身のため、嵐の過ぎるのを、ひたすら黙って見ているだけだった。
確たる証拠もないのに、共産主義者とみなされ、職場を追われる。
「アカ狩り」議員に対し、批判的な報道をすることにより、報復や圧力を受けるのは火を見るより明らかだ。
勇気を持って立ち上がったキャスターと、彼を支える優秀なスタッフ陣。
正しいのか、正しくないのか、それは誰にもわからない。
ただ、正しいと信じた道を突き進むのみ。
歴史が、それを証明するだけだ。

  時代の 流れが わるいのか
  それとも アカが わるいのか
  なにも言わずに 仕事するなら
  それは 恥じ入る ことだけど

  闘い 挑めば 孤立する
  たいこ持ちから 叩かれる
  自分を信じて 歩いていくなら
  いつか わかって くれるはず

自由とは、勝ち取るもの。
その闘いの裏側には、正義と愛がある。
「グッドナイト、アンドグッドラック」