チェルノブイリの1/10? それとも半分? | K2CAFE Produced by K2

チェルノブイリの1/10? それとも半分?

読売新聞より

東京電力福島第一原発事故の初期に放出された放射性物質セシウム137は約3万5000テラ・ベクレルに上り、日本政府の推計の2倍を超える可能性があるとの試算を、北欧の研究者らがまとめた。

英科学誌「ネイチャー」が25日の電子版で伝えた。世界の核実験監視網で観測した放射性物質のデータなどから放出量を逆算。太平洋上空に流れた量を多く見積もっている。

(2011年10月27日03時11分 読売新聞)

……

チェルノブイリでのセシウム放出量が約85京べクレル。
京は10の15乗だから、85,000テラ・ベクレル。

日本政府との推計方法の違いはあろうが、福島がいまだに、大気にじわじわ、地下水へだらだらと漏らし続けていることを考えると、チェルノブイリの約1/10でなく、約半分と言う見方でいた方が良さそうだ。

恐怖を煽るつもりはないが、チェルノブイリの初期対応にあたった作業者の被曝は除いて、一般住民の1/4程度の被曝被害が出ることになっても、不思議ではない。

それが判断できるようになるまで、あと5年は待たないといけないということになる。

5年後、思ったより被害は少なかったねと言えることになるのか。
はたまた、5年間にもっと打てた手があったのではと、悔やむことになるのか。

「賭け」をするには重すぎるサイコロである。





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