ガザ入国
テープNO.5 TIME 0:00 ~24:46
僕はガザに着くと、国連に向った。今までの旅では、NGOの事務所。JICAの事務所など訪れた事がある。しかし、まさか国連まで訪れるなんて・・・。自分は、行動力があるというのか、無礼なるモノを知らなすぎるというのか、一体何なんだろう。まっ 学生という事で世間は許してくれるのでいいとしよう。
それでもって、全くのアポなしで国連に入る。「Aさんに会いたいんです!!」と言うと案外と簡単に入れてしまった。パレスチナ人の国連スタッフからAさんに連絡してもらい会うこととなった。Aさんという日本人女性は、日本政府から選考され国連に入り。昨年からパレスチナに来たのだそうだ。オフィスでお話を聞いた後、2日前にイスラエル兵に攻撃された難民キャンプに一緒に連れていってもらった。
その難民キャンプは、家が壊されてヒドイのだが、子供が外国人に興味を持ち、かなりひつこく構ってもらおうとしてくる。それが大量の人数で来るので、怖さも感じ破壊された悲惨さを感じる事はできなかった。
その後、Aさんのお宅へとお邪魔した。海の目の前にあるマンションで、8階がAさんの部屋だった。まさに完璧なオーシャンビュー。さすがは、国連職員の家と言った感じだ。そこで、お話を聞いた。
Aさんは、国連という機関に属しており、あくまでも中立の立場を取らなくてはならず、好きかってに行動が出来ないという事。パレスチナの国連では、宗教の事について、批評や批判などしない事になっているのだそうだ、そこに論点が行くと答えがどんどん遠くになっていく事。国連という組織に所属している人の意見として他にも様々な貴重なお話を聞けた。
Aさんに、「パレスチナにいて怖くないですか」という質問をした。Aさんはこう答えた。
「怖くないと言ったら嘘になるかもしれないけど、この地で こんな状況でも生きている人達がいます。もし私が怖いから逃げたとしたら、それは国際社会が彼らを見捨てたという事になります。私は、国連から退避の命令が出るまで彼らの側にいて、彼らの最低限の人権を守って行こうと思います。」
熱い!!。純粋に凄いと思った。今回、Aさんの他にも、こちらに住まわれている日本人の方に何人か会った。その方達は、皆自分という存在をしっかりと踏まえて、自分の中に使命感を持って生きていたように思えた。
そんな方達の側にいると僕もまた熱くなってくるのだった。パレスチナにいて、僕はよく情熱大陸のテーマ曲を聞いていた。