先日のTechnology Hour Extra 2: Welcome, Vicky Shenは、出演者の皆さん、お店のスタッフの方々、観に来てくれた観客の皆さん、またメインのVictoria Shen a.k.a Evicshen (愛称 Vicky)、どうも有難うございました。日曜日の昼の部と言うこともあり、少々心配していましたし、またVickyがちゃんとライブハウスまで無事くることが出来るのかと色々気を揉んでいましたが、ノイズとかだけのイベントにも関わらず、盛り上がったので、まあまあホッとしております。まあ私は早目にライブハウスに到着して、11:00前には着いていました。まあ、それから続々と日本勢は集まってきましたが、Vickyからの連絡で、無事静岡駅に到着と聞いて、ホッとしました。今回、初めてVickyと会いましたが、凄く陽気で、気さくな方だなぁとの第一印象でした。ATMの河端さんから、Vickyのリハはセッティングに40分、サウンドチェックに10分は掛かるからと聞いていたのですが、雑談しながら、ワイワイとセッティングしていく彼女が店長から渡されたトンコリ(?)を練習しており、こちらとしては時間が気になって気になって仕方なかったんですが、知らない間にセッティングは終わっていました。ビックリ‼️まあ、その時の話しは、G.X. Jupitter-Larsenのことやら、彼女のパートナーや仕事のことなどでしたが、全部書けないのでご了承ください。

そんな訳でいよいよ、ライブスタートです。一発目は、CD「家庭円満」もリリースして波に乗る静岡ノイズ集団 庭(N.I.W.A.)です。何と今回は6人編成での登場です。私がいつもよく知ってるのは中安モモさんなのですが、G, B, Drs, Vo, Slide-G, Electronicsと言う編成で、もう喧しい喧しい(褒め言葉です)、久しぶりに集団即興によるハーシュノイズでしたね。ちょっとだけ非常階段を思わせました。

庭(N.I.W.A.). ステージに全員が乗り切れない❗️


2番手は、静岡が誇る即興ギタリスト 伊藤大樹くん。セミアコのギターを抱き抱え、一切のエフェクターを通さず、アンプに直で、静寂の中で爪弾くように弾く彼の姿は、正しく「孤高」❗️時にボディを叩き、また右手でも弦を鳴らし、そして一音一音を丁寧に弾くのが、彼のスタイルです。地味だけど、中々聴かせる演奏でした。本来ならもうちょっと聴きたかったなあ。さっきまでの庭の爆音とは対照的に静寂すらを演奏にしていました。暫しの耳休めですね。

伊藤大樹。孤高の即興演奏❗️


3番目はワタクシK2でした。まあ、ちょっとリハの時に腰を痛めてしまったこともあって、終始、座っての演奏でした。この前から試していたモデュラーをギターアンプに突っ込むと言うスタイルでしたが、いざ演ってみると、それ程、歪まなかったなあと反省。音の方は、0-Coast、Driftbox RやMonosに助けられて、宇宙的爆音カオスな演奏になってしまいましたね。あとで、三島から来てくれたマッちゃんが「宇宙の難所を余裕で運行する艦長」のようと評してくれたのは、本当に嬉しかったです。終わり方がちょっと唐突であった(要するにちょっと失敗した)のが、悔やまれるところかな。Vickyが自分のスマホで録画してくれてましたので、有難かったです。Thank you, Vicky❗️. (写真はSNSから拾いましたので、悪しからず)

K2.  まるで宇宙戦艦ヤマトの操縦席か⁉️


そしてトリはEvicshenことVictoria Shenです。リハの時、テーブルが充分かどうかを心配していたのですが、ちゃんと機材が全部乗りました。今回のJapan Tourの様子はYouTubeなどで見ていたので、大体は分かっていましたが、それでも、アクションを含めて、同時に様々な電子機材を操る彼女は、やっぱり日本のアーティストと違うなあと感心至極。ロシア製のオシレーターやタッチセンサー付きオシレーター、それに今回持ってきた2台の回転速度可変型レコードプレーヤーと付け爪に仕込んだレコード針、更にはオルゴールやドラムのスプリング、はたまたコーム(櫛)などの音をピエゾ素子付きマイク(?)で拾い、それをワイヤレスで操ると言うパフォーマンスは大いに楽しめました。彼女はフロアでセッティングしていたのですが、もうノッてくると、テーブルを押して、機材が倒れそうになるし、また観客の中にまで入り込んで暴れるし、ヒヤヒヤしながらも最高でしたね。途中、一旦演奏を中断して、PAに「サウンドチェックの時と音が違う❗️」とクレームを言ってましたが、そこはお互いプロとして対応してました(ちょっとヒヤヒヤしましたが)。彼女の場合、音がアクションや光と直結していて、そこら辺をコントロールしながらの演奏になるのが、非常に面白かったです。こう言うパターンは日本では少ないので、USの底力を見た思いです。と言う訳で、大円団を迎えました。良かったぁぁ‼️

Victoria Shen  お馴染みになったタンテ。


Victoria Shen.  コーム(櫛)で演奏。


Victoria Shen


と言う訳で、イベントは無事終わりましたが、リハの時から練習していたトンコリが帰る頃には、音が出るまでになっており、「Vicky、流石や❗️」と感心してしまいました。今回は、昼の部と言うこと、そして明日はVickyは京都でのライブがあるとのことで、打ち上げはありませんでしたが、最後に記念写真をパチリと。また来年も静岡に来てねー❗️