ここんところ、時間が少し有り余っているのか、普段のルーチンワークはサクっと終わらせてしまい、ついつい研究や症例報告のことをやってしまう。それが良いのかどうかは分からないけど、ある意味、私が今の職場に赴任したのは、研究をどんどんやってくれ‼️ってこともあるし、まあ、私が診断できることも、頭頸部と口腔と上部消化管(要するに食道と胃とせいぜい十二指腸)だけだから、楽なんよね。それでも、がん病院でもないうちの病院にも、変わった症例や難解症例があるんですよ。まあ、拘りと言えば拘りなんですが。もう一年分の学会発表のスケジュールを作ってしまった❗️しかも、抄録もsubmitしていないのに(まだ演題募集もしていないのに)、もう本番のスライドをパワポで作ってしまっている始末である。それと並行して、技師さんに頼んでいるライフワークも中々順調に進んでいるので、出来上がった標本(プレパラートというヤツです)の所見を取ったり、評価をしたりして、コツコツとデータを貯めてます。ようやく起動になってきた感じです。技師さん達も大変だとは思うけど、世界一の症例を集めましたので、これからが本番ですね。もう少しだけ、辛抱して頑張って下さい。まあ、スピンオフな研究もやりつつなので、大変ですが、よろしくお願いします🤲それで、難解症例(ひょっとすると世界初の症例⁉︎)のコンサルテーション症例をチェコの唾液腺腫瘍の大家の先生(女医)に送りました。この一年はガッツリデータを貯めて、来年から徐々に纏めていく感じですかね。それで、取り敢えず、臨床的なことだけでも纏めなきゃと思い立ち、漸く論文にしたのですが、最初の雑誌には瞬殺されました。でも次にsubmitした雑誌は何とか引っかかって、一昨日、査読員のコメントが返ってきましたので、早速、手直しをしているところです(臨床事項のみ、かつ統計学の世界なので、苦手なんですが、やるしかないです。)。それと同時に、今度は組織学的な事項について解析したんですが、これがまたデータがパッとせず、統計家の先生と頭を悩ませています。これも、何とか論文化したいのですが、如何せん、データがしょぼいのでしょぼい雑誌にしか出せないだろうなあ。でも、頑張って書いています。私は基本、impact factor(要するに雑誌の番付け)の付いている英文雑誌にしか投稿しないので、雑誌の見定めも大事なんですよ(どのレーベルから作品を出すかみたいな)。あとは、今、技師さんにお願いしている染色が一通り全部終わったら、一度、纏めてみようかな?とは思ってます。中々、面白い結果になりそうなので。ひょっとすると症例を増やすことになるかもです。まあ、何にせよ、研究は楽しいし、論文が通った時(というよりも、投稿した論文がreviseになって引っかかった時か?)の達成感は何ものにも代え難いですね。また、コンサルテーションの症例からアイデアが浮かび、今、同時並行に鼻腔の腫瘍についてもやり始めています。これは10例集まったら、論文にしようと企んでます。それに腫瘍の遺伝子異常も解析しなきゃいけないしね。何にせよ、最小限のルーチンが終わったら、後は研究三昧なのが嬉しいです。しばらくは、論文作成や研究に没頭出来そうですね。音楽は、ちょっと前にMTRのHDDが一杯になって、急いでPCにデータを移したんですが、何故か、余りやる気にならんのですよ。まあ、私にとっては、「研究=音楽」なので、気分的には満たされてはいますが、、、。ただねえ、学会がWeb開催になったり、Zoomで発表になったりで、今一つなんですが、これもnew normalあるいはafter Coronaの為の布石でしょうか?でも、国内の知り合いの先生は元より海外の先生とも会う機会がないのはちとツラいですね。でも、あと2〜3年は、Web開催やハイブリッド開催になるから、実際に病理医の先生と会うのは暫くは無理かなあ。という訳で、近況報告でした。(音楽も頑張らなきゃ❗️)

欧州病理学会の雑誌(昔から有名な雑誌です)。


パワポでスライド作成中。


やっと通った論文(外科病理最高峰の雑誌です)❗️