と言う訳で、もうあと1時間くらいで2020年も終わる訳ですが、K2に関して言えば、今年は再発ラッシュで、新作を余り出さなかったように思います。折角、モデュラーで歪み系エフェクター使わずにノイズ・ミュージックをやってきたのに。私にとっては大きかったのはKansai Festival of Modularに参加できて、モデュラー関係の友人が増えたことですね。こんな楽器縛りで色んな音楽が聴ける/演奏できるフェスは他にはないでしょうか。ハードの面でも聞くことができるし。意外とこんなモデュラーさえ使っていれば何でもありのフェスから、音楽の次なるフェーズが出てくるのかも。そんな期待があります。あとはコロナの影響で、ライブが激減したことですね。自分の企画も含めて、ライブはたった2回だけでしたし、毎年年に一度はやっているRNAも今年はライブ無しでした(その代わりの企画はありますので)。コロナ禍が音楽を体感すると言う形態を変えていくのかも知れませんね、良い悪いは別にして。個人的には、生で聴くことは、家に居てライブ盤やサブスクで音楽を聴くのとはやっぱり違うなあと言うことが、改めて分かりましたね。「空気」が違うなと。

KFoM 2020のフライヤー
KFoM 2020. K2 live at Cafe Noon

  ここで、2020年にリリースされたK2関係の作品を振り返ろうと書いていたのですが、2回、文章が消し飛んでしまって、精魂尽き果てましたので、3回目も飛ぶと泣いてしまいそうなので、もうやめておきます。

一応、ジャケ写とタイトルとショートコメントだけ。

K2 “Hypertrophy” Re-issue  C-60 in special package
※1994年作。シンセによるパワーアンビエント。第二期K2最初期。

Incapacitants & K2 “We Are All Stupid” Re-issue CD
※インキャパとのスプリット。3曲目はHeaven’s Doorでのコラボライブ。

K2 “Sexencyclopedia” Re-issued 4CDs+Remixed CD (New Forces)
※第二期K2の集大成&リミキサーによるリミックスCDをつけた。

K2 “Burst After Burst (Early Recordings 1990-1996)”. 6CDs in wooden box (Urashima)
※第二期K2の割と初期の作品6作品をリマスターして木箱(玉手箱)に。割とメタルジャンク。

K2/K.Kusafuka “Demise Symphonika” reissue C-47 (Tribe Tapes)
※一番嬉しいリイシュー。1986年作。輪廻転生をテーマにした「プログレ」。


K2 “Polygon You Dream” C-60 new!  Live tracks and mastering by Yasushi Utsunomia  (Gristle Audio)
※新録4曲入り。モデュラーシンセをよる電子音楽のハードコア。

TNB(The New Blockaders) + K2 “虚無の音(Kyomu-No-Ne)” LP (4iB Records)
※10年越しのコラボスプリット。ジャケはGX Jupiter-Larsen. 80年代組の初顔合わせ。正に「虚無」の音楽。

K. Kusafuka “Re-Musik” reissued C-46 (Tribe Tapes)
本名名義の私的テクノポップ。フルでのリイシューは初。DD.Recordsより1983年リリース。

K2/HarshFiend “沈黙” split CDR (Mapawi Records)
※カナダのJoのユニットとのスプリット。既にモデュラーシンセのみ。HarshFiendはオールドスクールインダストリアル。

K2/Viviankrist/RisaRipa “Autocrine” 3way split CD (Phage Tapes)
元Gallhammerのお二人とのスプリット。機材縛りで作られた作品。トータルでも良い感じ。

K2 “Cruel Truth” C-50 live tracks & mastering by Yasushi Utsunomia
※京都と名古屋でのライブ録音を元After Dinnerの宇都宮泰氏が強引にマスタリング。轟々たる音塊。

K2/ASTRO/V.O.E.R. “Subconscious Error”. 3 way split CD (4iB Records)
※20分間2曲と言う縛りで作られたスプリット。ダイナミックなK2、轟音アンビエントなAstro、パワエレなV.O.E.R.

K2 “Rainy Tritium 2” CD (4iB Records)
※「福一災害」シリーズ第二弾。セミモデュラーやオシレーターを中心にした電子音楽のハードコア(エレクトロ・コア)

K2 “They Live We Slave” 3xC-60 in plastic case (Narcolepsia)
※ポルトガルより。社会派電子ノイズがたんまり。初期MBを彷彿とさせるくぐもった音塊が180分間❗️

Harsh Noise Movement/K2 “The Second Coming”. C-60(SGFF Records)
※以前にネットで発表したスプリットのフィジカル。まだ、届いていない。

K2/Sissy Spacek “Bee Slave” collaboration 7’ Lathe ultralimited (Helicopter)
※NYで開催予定のフェスでヘッドライナーだった時に発表しようとしたコラボ曲を収録。超限定❗️

K2 “Hot Spot “. FLAC (Soup)
落合スープのドネーション用に録り下ろした2曲。エレクトロ・コア。

こんなところかな。でも、2020年に一番良く聴いたのはMarsとかBlondieとかTrioとかだったりするんよね。専らMarsはライブ盤を集めたし、TrioやBlondieやP.J.Harveyはサブスクで仕事中、BGMとしてずっとかけてた。
また、来年も、面白い音楽が聴きたいな。

  来年もまだリイシューものがありますが、新録の方もガンガン出していきたいので、皆さま、来年もよろしくお願いします❗️