朝起きて、チラチラとTwitter見てたら、「ストラングラーズのDave Greenfield死す」とのツイートが、、えっ‼️マジですか!と一気に目が覚めて、Twitterを進めていったら、やはりDave Greenfieldが心臓病で闘病中、コロナに感染して死亡とのオフィシャルなコメントに行き着いた。凄くショック🤯 70年代末のパンク勃興期に出てきたThe Stranglersのキーボーディスト、それがDave Greenfieldであった。日本盤が出てたのだが、高校1年か2年の時に、多分雑誌で見て覚えてたので買ったのが、アルバムが”Black and White”。これは一発で気に入った‼️何よりキーボードがメンバにいたからだ。まあ、その前にまず、JJのゴリゴリガリガリ唸るようなベースに驚いた‼️でも、聴き進むにつれ、知性と野蛮とを兼ね備えたHughのヴォーカルと簡素なギターリフ、また、控えめだが、重量感のあるJet Blackのドラム、そして何よりも、ワウをかけたローデスのエレピ、上下にピロピロと振動するオルガンそして効果的なシンセ(Moogかな?)を弾きたおしていたのが、Daveであった。これは前にも書いたが、彼らは、出で立ちから、何かバラバラで、他のパンクとは違っていた。トレンチコートに首に紐(?)を巻いたHugh Cornwell、ライダー革ジャンのJean Jacques Burnel、パラシュートスーツに髭を蓄えたDave Greenfield 、ダメなオヤジ服をだらしなく来ているJet Black。なんで、この人達、一緒にいるの?と疑問にも思った。その後、2nd”No More Heros”、1st”Rattus Norvegicus”を聴きまくった。それから、ライブ盤”X-Certs”、その後に出た4th”The Raven”そして国内編集盤”Who Wants The World”を高校生から今に至るまで、ずっと聴いてきている。その後のアルバムは、実は聴いてはいないが、初期Stranglersは私の「青春」でもあった。
 ここ数年で知ったのたのだが、まずは、ヴォーカルはHughだけじゃなくて、JJも取ること(これは意外に分かりやすい)、そして、”Daed Ringer”, ”Peasant in the big shitty”や”Do you wanna?”ではなんとDaveもヴォーカルを取っていたのだ。ビックリでした。当時は、ライブも観てないし、ビデオも見てなかったので、仕方ないけど、まあ、YouTubeで確認できるのは有難い。
“Dead Ringer”
“Peasant in the big shitty”
“Do you wanna?”

 話しを戻すと、そんなバラバラに見えたStranglersだが、結束は堅かった。不動の4人でずっとやってきている。また、パンクの中でも、ちょっと異色ではあった。ドイツの記者がインタビューしようとすると、JJは「ドイツのマスコミは信用していない」と追い返すし、また、シングル”Peaches”(桃尻のこと)は発売後、各種スーパーマーケット(?)で発売禁止になってしまう。また、フェミニスト団体からも抗議が殺到すると言った感じで、何かとメディアとぶつかっていた。その立ち位置も独特であったのだ。そこにも惚れたね。、わたしゃ。
“Peaches”
“Bitching”

 その中でも、やはり、Daveのキーボードは凄く特徴的で、フェンダーのローデス・エレビにワウを変えてふにゃふにゃした音を出したり、オルガンもファズを浅くかけて凄い速弾きで、鍵盤を上がったり下がったりする独特の奏法であった。こんな風に弾くキーボーディストは他に居なかったよ。シンセを2nd”No more heros”辺りから導入するのであるが、一番しっくりきたのはやはり3rd”Black and White”であった。それも、他のエレポップとは全く違うし、プログレバンドのそれとも違う、何とも言い難い味があったのだ。そんなDaveだが、噂ではかなりのスピード狂で、クルマをぶっ飛ばして、乗り回すらしい(あくまで噂です)。
 あと、Hughがソロ”Nosferatu”を出し、JJもソロ
”Euroman Cometh”を出した時、Daveも古い駅舎を借り切って、ソロを作成予定との噂が流れたが、私はそれ以降のことは知らなかった。今日、Twitterを見ていたら、フォエバーレコードの東瀬戸さんが、DaveとJJのデュオ作をアップしていた。ストラングラーズの時とは全く違う曲調で、ビックリした❗️
Dave Greenfield &Jean Jacques Brunel “Liberation”

 んてな訳で、ちょっと総括してみました。これで演奏できるオリジナルメンバーはJJだけになりましたが、今後、Stranglersがどう行くのか?は見守っていきたいです。昨年のStranglarsの来日コンサートに行けなかったのは痛恨の限りでした。
 Daveさん、安らかに!と言いたいところですか、天国でもピロピロしたキーボードを弾きまくってください。
The Stranglers

若かりし頃のDave Greenfield

最近のDave Greenfield