RNAって言うと、多分、私の仕事関係者は分子生物学とか分子病理学を思い浮かべるんだろうけど、実はここ4年くらい、年に一度だけ集まってやるバンドの名前なんですよ。元々は、私が、色んなコラボレーションをしているマルチ・インストルメンタリストの石橋英子さんのTwitterに興味を持って、彼女に連絡を取り、その時、「郵便利用でコラボレーションしませんか?」と誘ってみたら、何と!OKしてくれたんですが、その結果が”Compressed Happiness”CDとなった訳で、当の私は何故、彼女がOKしてくれたのか?は未だに謎なんですよ。それと、以前よりの音楽関係の友人であるF. コサカイくんとも丁度、同じ時期にコラボレーションしてて、それもFKK2名義で”Out-Burn”CDとなった訳で、それなら、年に2回との家族との約束(今では単身赴任なので、やりたい放題ですが)の1回に、3人でコラボ・ライブ、演ったらいいのでは?と思い、いつも東京で使っているハコのForestlimitで、コラボ・ライブを敢行した訳です。その時は、わたくしK2は出ずっぱりで、コラボレーターとして、石橋さんやコサカイくんが出入りし、後半は3人でと言う無茶な企画だったんです。その時の録音が米国Phage Tapesより2本組カセット”No New Tokyo”で出た訳ですが、そのライブを振り返ってみた時、石橋さんにドラムを、コサカイくんにギターやってもらい、私はエレクトロニクスでやったのが、何故か、往年のノー・ウエーブ・バンドDNAを思い起こされた?ような気がしたので、じゃあ、カセットを出す時の名義はRNAにしましょうと勝手に名付けたのが、そもそもの始まりでした。それ以来、このメンバーで、年に一度だけ、集まって演る。打ち合わせはしない。出たとこ勝負。という感じでやってきました。昨年は、今は無き六本木SuperDeluxeで、その前はホームのForestlimitでワンマンまでやってきました。先日(2019/10/05)も、同じメンツでホームのForestlimitで演りました。対バンは、私のお気に入りであるFormer_Airlineさん(このネーミングで、彼のセンスが分かりますよね!)、そして私が名古屋で知り合った三浦さん率いる新進気鋭のHALBACHさん、そしてDJにはセクハラ受けまくりの(笑)美人DJ Kayoさんにお願いしました。ライブの内容はかなり濃密だったのでは?と自画自賛しております。対バンの2組は、予想以上に高水準の演奏で、非常に感銘を受けました。また、DJ Kayoさんの選曲は個人的にはド・ストライクでしたね。それで、RNAは、ハイ・タム無しでフロアタム2個を使ってミニマルかつフレキシブルなビートを叩き出す石橋さん、アート・リンゼイも真っ青なアンチ・チューニングなギターをかき鳴らすコサカイくん、そして今回、初めてモデュラーを投入したわたくしK2。毎回、音が変わるんですが、今回のはコサカイくん曰く”This Heat meets Captain Beefheart”な演奏になったようです。毎回、終演後、3人で記念写真を撮るのも楽しみの一つです。その内、音源を出したいとは思うのですが、これにはもう少し練る時間が必要かな?あとは、RNAで地方にも行きたいなあ。海外とかも、、、無理かなあ。年に1回なんて、同窓会か七夕みたいになりつつあるRNAのライブですが、未見の方は来年のどこかでまた演りますので、是非とも観に来て下さい。よろしくです。