とても残念なお知らせがありました


棋士の中田八段が亡くなられました






わたしが寝込んでベッドでばかり過ごしている頃

藤井聡太先生とその将棋に夢中になった






たくさんの対局を見てきた中で

デビルと呼ばれる中田先生との終盤戦は

とてもよく覚えている





まだ中学生だった?藤井先生は

終盤かなり苦戦していて

確か秒読みで、時間も形勢も不利な中

苦し紛れ、逆転狙いの一手『毒饅頭』を放った








わたしはそこで初めて

『毒饅頭』なる言葉を知った








勢いのある藤井の(敬称略)一手に

デビル先生は悩み、その手が毒饅頭だったが

罠にかかってしまった

(もしくは、毒饅頭かも?と知りつつも
それがベストと考えたのかもしれない)




(すべてわたしの記憶で書いているのでご了承ください)








何が言いたいかというと

デビル先生がものすごく強くて本気だったから

藤井は勝負手を放つしか勝ち目がなかった










そう。


相手が本気でないと

こちらも本気が出てこないし、続かない








これは昨日書いた

「突かれたくないところを突く」

と離れていってしまう関係にも似ている







もちろん、わざわざ痛いところを突くことは

ただ、たてついているだけなので

する気も起きないが、



必要な時にそれを放つのは

むしろ必然、と思う










こんな本気の闘いを常に見せてくれる



だからわたしは将棋界が好きだ



これからもずっと応援するだろう








合掌。