おかえり
あの頃と同じ姿を見て、思わず口にした
2026年5月4日の終電後…
日付が変わって5日になった真夜中のことだった。
26時を回ってすぐ、ある1本の電車が常磐線を上っていった。
E501系だ。
それも、青背景の方向幕を装備した最後の編成となったK704編成だ。
時おり北から強い風が吹いていたが、ものともせずに夜の街を縫って快走していく。
9432M E501系上野凱旋運行
回送列車ではなく、団体列車として参加者を乗せてやってきた。
幕の色味こそ当時と違えど、19年前とほぼ変わらぬ姿のまま都内へ歩みを進めるE501系の姿が、確かにここにあった。
後追いでも一枚。
列車はこのまま常磐快速線をひた走り上野へ。
15番線に到着した後はイベントに用いるため、
13番線へと入換。
そのままイベント終了まで13番線に居座り続けていました。
朝5時すぎの様子も少し。
上野の駅名標
ここじゃなくて10番線とか12番線あたりに停まっていると、より往年の雰囲気が感じられるんだけどなあ…
と思いつつ、運用の都合でここぐらいしか入れられる場所がなかったそうな。
四季島の運転がなかったからこそ、ここに留め置けたんですね。
ここにまたひとつ、平成の光景が蘇ったようです。
このホームに停まっているのも新鮮な光景です。
先述したように、地平じゃなくて高いホームが似合う電車ですから。
駅ナンバリングが付いたり、草津が草津・四万になっていたり…
新幹線のピクトグラムも200系からE5系に変わりました。
最後に上野へ来たときは、E5系以降の車両はもちろんデビュー前。
東北新幹線も八戸までで、はやて号がエースだった頃。
Fastec360が試験走行を繰り返していたのもこの時期でした。
E5系のプレスリリースすら出る前ですよ…
「スーパーグリーン車(仮)」って響きも20年近く前になっちゃうんですね。
鉄分の濃い…というか、この記事にたどり着いた皆様なら何を指しているのかは明解ですかね。
ちょっとだけ進んだ時を求めて
朝一番の撮影を終え、6:04発の高萩行き普通列車で日立へ移動。
いつのまにか水戸から先へ行くようになったんですね。
よく大回り乗車なんかで乗っていた列車なだけあって、ちょっぴり懐かしい気分でした。
2時間半ほど揺られて日立駅に到着。
晴れた日の眺めが素晴らしいのです。
多彩透明なブルーの世界が窓越しに広がります。
64M:K1
むかーし、日暮里駅の近くにある跨線橋から、こんな感じにスーパーひたちを眺めていたことがありました。
その当時の様子が鮮明に見えたような気がします。
…はい、ということでこの日の651系リバイバル塗装の運用が分かってしまいました。
そんなわけでとある撮影ポイントへ。
13M:K1
太平洋を背に、仙台を目指すスーパーひたち。
運転席周りや排障器の塗装も651系に揃えられ、現役当時の面影をしっかりと現代に再現してくれました。
回555M:K702
今年のダイヤ改正から設定された送り込み回送。
この時期はちょうどいい光線のもと走ってくるようになりました。
先述のように幕車であるK704は上野へ帰京中。
LED表示器に換装された編成のみが走る日になりました。
沖合に見える大型船とも共演してくれましたね。
558M:K701
先日まで高萩へ疎開していた編成。
気づけば30年選手なんですよね。
入れ替わりで今はK703編成が疎開しています。
撮影を終えて日立駅へ戻ってきました。
これまた懐かしい色の特急がいますね。
9098M:K3
オレンジパーシモンの帯を巻くフレッシュひたち。
駅ともども、夕陽を浴びて淡いオレンジに染まっていました。
本家と同じ車体形状なだけあって、窓まわりの黒塗りに目をつぶってしまえばE653系ほぼそのままです。
何やら2007年から2012年くらいを彷徨っていたような日でした。
こんな日が再び来ることはあるんでしょうか…
なんてことを考えながら、のんびり普通列車で帰路につくのでした。
今回はこれにて。
またどこかの線路際か次の記事でお会いしましょう。












