旧ポルトガル領の国って、結構多いよね。



てことで、今回は、ポルトガル・リスボンから西へ30km、シントラの世界遺産、「シントラの文化的景観」について話します!










ポルトガルでは、かなり人気のある観光地ですね◎首都リスボンからのアクセスも良好です。

キーワードは「カラフル岩盤メキメキ城」「コバルトブルー」「人工の森」です!


まずは、
1.「カラフル岩盤メキメキ城」についてです。

まず、この世界遺産「シントラの文化的景観」を考える場合、大抵の場合、二つの建造物がピックアップされ紹介されますね。

その、2つの建造物とは、「ペーナ宮殿」(もしくはペナ宮殿)と、「シントラ宮殿」です。

今回はそのうち、よりインパクトのある「ペーナ宮殿」を紹介します。


この宮殿は、修道院の跡地に「19世紀半ば」
に建てられました。
これは、宮殿としては比較的新しいですね。

この宮殿はフェルナンド2世という人が建てたのですが、なんと言っても注目すべき点は、2点。

「宮殿自体がカラフルである」という点と、「自然の岩山の上にそのまま建てちゃった」という点です。

これが、カラフルメキメキの所以ですね。笑


ご覧の通り、カラフルです。
実はこの宮殿は、世界各国の様々な建築様式(バロック、ルネサンス、イスラム...)を取り入れて作られているんです。

ポルトガルは15〜17世紀の「大航海時代」を経て、世界中に植民地を持ったことでも有名であり、その中で、世界各国の名産品や特徴を城の内部に反映させたりもしています。


例えば、インドを想起させる「チーク材の家具」や、日本の「古伊万里」、さらには中国の磁器の置物まで、あらゆる文化が散りばめられています。

また、この宮殿は、先程も書いたとおり、自然の岩山の上にそのまま建てちゃっていることでも有名です。

外壁には、天然の岩がメキメキと食い込んでいます。

また、岩盤は、なんと城の内部にもいます。

(城を建てるなら岩ぐらい削れよ!)と言いたくもなりますが、、笑


内部が岩があることにより実感狭い印象を受けることは否めません。

そこで、当時の建築家たちは、あるアイデアを出しました。
それが、天井や壁に施された、一見彫刻にも見えるアートです。
これは、いわゆるトリックアートであり、絵を立体的に見せる技法です。

こうすることにより、狭苦しい印象の室内を少しでも広く見せようとしたのですね!

(写真はありませんすいません)





続いては、2.「コバルトブルー」についてです!


もう片方の有名な宮殿、「シントラ宮殿」には、青と白で施された綺麗なタイルアートがある広間があります。


これは、アズレージョという、ポルトガル伝統の装飾方法です。

この、アズレージョの青に使われる染料、材料こそが、コバルトなんですね。

しかしこのコバルト。当時は王族のみ使用を許可された、非常に特別な色でした。

なので、この宮殿の特徴として、今でも残っているわけですね。


いまでも、アズレージョ職人は存在していて、コバルトを使った装飾は受け継がれています。
すごく綺麗です。


そして最後は、三つ目のキーワード「人工の森」ですね。

シントラの宮殿たちは、東京ドーム40個分ほどの森の中に建っています。そしてこの森こそが、「人工の森」というのです。


森全体をまるまる作った!てわけじゃないんですが、この森には、2000種類以上の植物が、人の手によって植えられたのです。
たとえば、北米原産の「ベイスギ」などですね。

しかし、一体どうして人の手によってこんなにたくさん植えたのでしょうか?

一説によると、当時の王たちは、ポルトガルにはない世界各国の植物を自国に植えることで、満足心を満たしたのではないか。とも言われています。

また、この森の中には、「レガレイラ荘園」という荘園もあります。

ここでは水源が豊富なシントラの特徴を生かした人工の池が有名です。

また、花崗岩を人工的に掘り進めた洞窟があり、その先を進むと、高さ25mの吹き抜け穴が頭上に登場します。なんとも冒険心を掻き立てる建造物なんでしょう、、、
まあ、詳しくは実際に行ってみてください。



こんなところで、シントラの文化的景観の紹介を終わりたいと思います。


ではまた次回!






参考
・「すべてがわかる世界遺産大辞典」2020年3月出版
・TBS 世界遺産 

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