今日は、企業の「競争力」について書きたいと思います。皆さんは、競争力というと何が思い浮かぶでしょうか?

技術力(高い技術とオンリーワンとでは多少異なりますが)

生産性

価格

品質

アフターサービス

どれも正解であるようですが、どれもそれひとつでは「競争力」の全てを表現することは難しそうです。では、前述の全ての組み合わせで「競争力」を構成することが出来るでしょうか?仮に、足りない要素を付け足したとしてどうでしょうか?



結論から言うと、NOですね。技術力、生産性、価格、品質、その他の要素などを組み合わせたり、足したり、平均をとっても、「競争力」の全てを表現することが出来ません。




では、何が足りないのでしょうか?

私が考えるに、それは「顧客の視点」ではないかと思います。

確かに、その産業・業界で高い競争力や生産性、安価な価格、品質、アフターサービスを誇っていても顧客、しいては市場から必要とされないものであれば、それは競争力ではありません。丁度、バブル期の様々な企業があらゆる商品に付け加えた「高付加価値」のようです。

この「顧客の視点」で「競争力」を表現するとしたら、「顧客が自社、自社商品・サービスを選択する理由」となるのでしょうか?

「顧客が選ぶ理由」を「競争力」と定義して前述の構成要素を考えると、それぞれの顧客ニーズに対するバランス・・・という、発想が出来ると思います。

整理しますと、「競争力」とは、「顧客が自社、自社商品・サービスを選ぶ理由」であり、技術力や生産性、価格、品質、アフターサビスその他の構成要素のバランスから成り立つ。

ここで忘れてはいけないのが、企業が社会に保証する事柄の優先順位です。

いくら、競争力という観点から自社及び自社の商品・サービスを選んでもらっても、企業が次の優先順位を守らなかったら、顧客及び市場の信頼を失ってしまうでしょう。それは、「①品質、②納期、③予算」です。



確かに売上計上、利益捻出に精を出すことは悪いことではありません。でも、利益とは企業存続の必要条件であり、充分条件ではないはずです。この順位を間違えると、その企業は市場からの信頼を維持できなくなります。皆さんも、現場のレビュー(社内会議など)の際には、この優先順位に従って、問題などの洗い出しや対策の検討を行うようにしてください。

・・・まさか、担当する現場では、真っ先に利益から確認しませんよね。(笑)


次回は、「顧客が選ぶ理由」について書きたいと思います。

お楽しみに・・・してください。