入院2日目 | Seeing is believing

Seeing is believing

- B級グルメとうちごはんBlog -

検査に備えて朝メシは抜きで点滴


9:30-10:00に呼ばれると知らされているのに

8:00過ぎから「呼ばれたら直ぐに行ける様に準備しておいて」とせっかちなナース。


◾️カテーテル検査室移動


9:45 点滴を転がしながら徒歩でC棟1階のカテーテル検査室へ。

部屋の中心にある検査台に仰向けで寝る様に指示され、階段を2-3段上がって検査台に寝た。


◾️カテーテル検査開始


すぐに右腕を生暖かいもので濡らされた。良く見ると消毒液の様だ。

右手首に麻酔が打たれて、局部麻酔でカテーテル検査は行われます。


グイグイ針金?が入ってくるのが判ります。

画像も見えます。

頭痛もしてきた。

前日から点滴を続けているので膀胱パンパン

途中からは小便我慢大会


約1時間ほどで終了の合図

担当医が耳元で「検査は問題ありませんでした。全て基準値内でした」と簡易報告してきた。


帰りは車椅子で帰るとは聞いていた。

検査台下にある車椅子へ移動する様に促されたので、検査台から降りようとするが、フラついて上手く出来なかった。

「危ない!」

「降りなくていい!」

「ノーシンに連絡!」

「ストレーチャー持ってきて!」

「CT連絡!」

急に周囲が騒然となり、車椅子ではなくストレッチャー へ乗る様に声は聞こえるが、この辺りから見たはずの映像は記憶にない。


たぶんCT撮影で固定される時だと思うけど、装着されたものが、耳に当たり圧迫されて痛いので

「耳が痛い」と言ってるのに

「検査するから動かないでっ!」と叱られる

このやり取りを3-4回してたら、誰かが

「耳が痛いみたいよ」と言ってくれて

耳に当たってた固定具が正しい位置に固定された。


今から思えば「耳が痛い」と言ってるつもりでも、呂律が回ってなかったのかもしれない。


◾️妻へ病院から連絡


出勤していた妻へ担当医から連絡が入ったのは正午過ぎだった。

医「カテーテル検査中に脳梗塞を発症し意識不明で、集中治療室で治療中。このまま意識が戻らないかもしれない

妻「えーっ⁉︎ 検査で入院した人が意識不明ってどういうことよ!最大限の治療はしろ!

的なやりとりが、あったようです?



◾️ICU

ICUまでの会話や身体的な感覚は覚えてるが、見てたはずの映像は全く思いだせない。

ICUでは血栓溶解剤を点滴して、詰まった血栓を溶かす処置をしたようです。この処置は発症して4時間以内でないと効果がないそうだが、病院内で発症した私には分単位のスピードで処置されました。

意識回復した第一声はこれだったと思う

「トイレに行きたい」

行かせてもらえるわけもなく、ベッド上で尿瓶に空けて一安心。


16:00 駆けつけた妻が来た頃には、麻痺もなく普通に会話出来るまで回復してました。


検査のために朝メシ抜き

脳梗塞騒ぎで昼メシ抜き

ICUで24時間ぶりの食事が出されましたが、写真は撮れず。


ICUには12床のベッドがありました。

窓などなく閉鎖的な室内は常に明るく、急患も運ばれてくるので、いつも慌ただしく、常に何かのアラートが鳴っている感じで、全く落ち着きません。私自身も1時間毎に体温と血圧測定があるので、ウトウトしては起こされるの繰り返し。

時計も見える範囲には無かったので、時間感覚も無くなります。


◾️脳梗塞

今回、梗塞した場所は"視床"

視床(ししょう、thalamus)は、の構造のうち、間脳の一部を占める部位。また、広義の脳幹の最吻側部に当たる。 嗅覚を除き、視覚聴覚体性感覚などの感覚入力を大脳新皮質へ中継する重要な役割を担う。(Wikipedia)

特に覚醒に影響があると言われ、睡眠と覚醒には約1日を周期とするリズムがあり、その概日リズムを生み出す生体内機構の中枢(生物時計)として働いている場所。

寝たら起きなくなるかもしれないらしく、発症してから毎朝目醒める度に安堵してます。