囲碁の世界(玄玄碁経)-5
鎮神頸(ちんしんけい)
相手の神妙な首を絞めると云う意味だ。
定石と云うには酷過ぎるらしい。次の参考図以下に詳しくある。
図19-1.鎮神頸図(第1変1図)
難しいので一休みする(笑)
いろは図04(に)
西日本では桜の時期はすぎたが、この歌なら通じるだろう。
図19-2.鎮神頸図(参考図1、参考図2)
参考図1:手順を省略して、黑先の詰碁になる。
参考図2:図19-1.で黒(35)および(37)は良い手筋。それに
白が(1)および(3)と襲い掛かると、黒(2)(4)で逆襲され、
黒の勝に終わる。
図19-3.鎮神頸図(第1変2図)
再度、図19-1.の後、黒(1)白(2)黒(3)と締め上げた心算でも、
白(4)(6)で白勝ちとなる !!。変化が多い。
図19-4.鎮神頸図(第2変)
図19-3.では黒(3)が悪かったので、本図の様に隅っこに(3)と打ってから
(5)と打てば黒の勝になる !!。
図19-5.鎮神頸図(参考図3)
図19-4.では白(2)がやり過ぎで、この様に単純に伸びれば、
白が勝っている。
結局、鎮神頸(ちんしんけい)の攻め合い定石は白勝が正しい。
囲碁は生き死にと取った面積の広さで勝負が決まる。
古来から武将の思考訓練として珍重された。
今、僕はガンの攻撃とコロナウイルスの攻撃で生き死にを争ている。
ガンだって生き残りたいし、ウイルスも生き残る為に進化して来た。
何れも根絶することは難しいと思う。
人間は体力と免疫を高めて、強敵と共存するしかない。