テーマ:宗教
イスラム世界とつきあう(2)
Ⅵ.世界最大の産油国がなぜ原発を
アラブ諸国や中東諸国は2、3の例外はあるが、武器は石油である。
ヨーロッパでルネッサンスが起るまでは、イスラム世界はヨーロッパ
をはるかに上回る絢爛たる文明を誇っていた。
アラビアンナイトに見る様に。ところが、16世紀になると逆転した。
キリスト教圏がイスラム教圏を蚕食。イスラム圏は長い期間に亘り、
劣等感にさいなまれることになる。そこで、発見された石油はまさに
イスラム圏にとって「魔法のランプ」だった。(池上彰文献より引用)
しかし、アラブの石油生産量の殆どを7つの国際石油資本が牛耳った。
(金融、軍需、石油などの多くが、ユダヤ系資本に牛耳られている)
対抗して作った組織がOAPEC(アラブ石油輸出国機構)だった。
石油を武器にとは、「イスラエルに味方する国には石油を売らない」
という措置と、アラブ寄りでない国は石油の値上げを通告した。
日本向け石油は値上げになり、第1次石油ショックが発生した。
そんな産油国が「将来、いずれ石油は枯渇するから原発を造る」と、
サウジアラビアなどは2032年までに、原発を16基新設の予定だ。
しかし、本音は宿敵イランが核開発をしている疑惑があるからだ。

図46.核武装の実態
原発で使用済の核燃料からプルトニウムが取り出せる。
プルトニウムがあれば、いざとなれば核兵器が造れる。
イランは平和目的(発電など)でウラン濃縮と宣伝するけれど、サウジアラビア
側としては、イランが信用できない。
昨今の国際ニュースでは、イラン核合意(米英仏独中ロ、EUとイランが
15年間はウラン濃縮しない等の協定)から、米国が脱退して制裁する、
場合によっては爆撃すると通告した。
これは光源氏の期待は外れ、テーマを(宗教)にしたままでは物笑いだ。
残念ながら小休止して、様子を見ることにする。(続く)