イスラム教とは何だ(2) | 先祖を尋ねて

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姓氏のご紹介はほぼ終わったので、日常雑事、架空の物語、政治経済など気儘に書き込む。
参考資料、文献などは要所に集約して示す。


イスラム教とは何だ(2)
テーマ:宗教

昨日の結論、忘却?


 東工大教授・ジャーナリストの池上彰さんはとても丁寧に
図解して説明している。以下は愚老の文章。昨日(26日)は走り過ぎた。

図1.神は同じ
 イスラム教から見ると、ユダヤ教は(親)であり、キリスト教は
先に産まれたので(兄)
となり、後のイスラム教は(弟)として良い。
大事なことは三宗教が信じる神は同じだと言うこと。

この唯一神という言い方も我々多神教文化の日本人の見方である。
時代と場所と指導者と言葉(言語)が違うだけなのだがーーー。

図2.世界のイスラム 
 ①黒い線で囲まれたアラブ諸国(アラビア語、主にアラブ人)、
ここにはペルシャ人国家のイランやトルコなどは含まない。
②やや薄い茶色の中東(中位の東の意)、これは英国が世界の覇権国
 だった時代の呼び方で、東の端の日本などは極東と呼ばれてきた。

③濃い茶色、薄い茶色のイスラム世界、即ち世界中に広まった。
④ヨーロッパ、エネルギーでロシアに弱みがあるが、ウクライナ、
 クリミア問題で対立する。
⑤ロシア、南下意欲は強いが、ウクライナ、クリミア問題で対立。
 日本や支那と連携・接近を企てるが、欧米との対立がブレーキ。
⑥支那、イスラム教の新疆ウイグル自治区での衝突問題、アジア、
 アフリカに資源を求め、アメリカとの諍いも強い。支那の歴史、
 文化から単純ではないが、儒教や道教、仏教が三教らしい。ただし
 宗教と言う言葉は嫌われ、文化、哲学などと表現される。
 難しい理論は言わず、両親を尊ぶのは日本に近いと思うが。

図3.分布が多い国
 発祥地の中東ではなく、2億人の信者がいるインドネシアが多い。
そしてパキスタン、インド、バングラデシュとアジアが多いのだ。
ロシアなどは千万人単位の信者がいるので無視できない。

左下の分布状態の色分け:10%未満以上、50%未満以上、80%以上と
4色に区分されていることに注目下さい。
同時に、南米のべネゼラの1国もピンク色になっていることも。
世界の25%を占めるので無視できない宗教だ。

図4.同一神の言葉
 昨日から3回も述べてしつこいが、欧米人に教えたい(爆笑)。

①「神」は最初にユダヤ人(モーゼ)に神の言葉(十戒)を教えた。
ユダヤ人は無学文盲のために少しも守らない。モーゼも字を読めない。
 ②そこでユダヤ人(キリスト)に伝道者=キリスト=人間、として再教育。
 が、ローマ人は神の子=キリスト=神、として多くの人間を征服した

 ③最後にアラブ人(ムハンマド)にコーランを与え、現在、最も厳しい
 宗教とされている。
 だから、「昨日の結論」:イスラム教はキリスト教より優れている。


 欧米、特に英国が如何に激しく、中東、アジアの人々を苛めたかを
 見直せば、イスラム教が良く理解できると思う
(続く)