可哀想な犬-5(最終回) | 先祖を尋ねて

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参考資料、文献などは要所に集約して示す。

可哀想な犬-5(最終回)
テーマ:犬

予知能の科学的根拠


大雪で横槍が入りました。 21日の続きです。リンクします

【予知能の科学的根拠】
 犬に限らず、自然界と人間内部又は動物内部の両面から解明されつつある。
大地震の1ケ月も前にVLF(超低周波)電波、空中のイオンと自由電子(free electrons)

の増加が認められ電波に影響を及ぼしていたことから、現地上空のイオン圏に乱れ
が生じていたことが突き止められたのだ。

図1.電子の活用例2電子の活用例.jpgWEB

 地震の前に起る地殻変動で地表から大量に放出される陽イオン(positive ions)に
起因すると考えられている。そして大気中に増えた陽イオンは人間を含め動物たちに
多大なストレスを与えて異常な行動へと駆り立てるということだ。

 その典型が脳内の「セロトニン症候群(serotonin syndrome)」と呼ばれるもので
陽イオンの影響で血中で増加したセロトニンにより、落ち着きを失う、興奮する、
じっとしていられない、思考と行動が混乱するなどの症状が現れるということだ。

地震前の動物たちの異常な行動は決して神秘的な“予知能力”ではなかったということが、
今回の研究から導き出されるかたちとなった。

図2.脳内のセロトロニン系統3セロトニン系統.jpgWEB

【豆知識】
1.セロトニン症候群とは脳内のセロトニン濃度が過剰に高すぎる事によって引き
起こされる症状の総称で、主にうつ病の治療薬であるSSRIの多量摂取、またその他
の薬との併用時の副作用として発症するとされている。
セロトニン症候群の症状は軽いものから、頭痛、めまい、嘔吐、昏睡、そして最悪
の場合は死亡に至ることもある。

2.群れを作る動物(昆虫、小鳥、猿、草食動物)など、見張り役が居る様であるが
セロトニンに過敏な物が1匹いて反応すれば、その群れは一斉に飛たつだろう。

図3.測定器例3測定器例.jpgWEB


ロマンの無い話で申し訳ないが、自然界の電波やイオンの測定技術及び生物内部の
セロトニンの様な微小ホルモンの研究が進めば、神秘な現象は無くなると思う。