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小泉元首相の政界引退表明でマッ青になっているのが“小泉チルドレン”たち。05年の郵政選挙で83人が当選、“たなぼた”で代議士になった連中も少なくない。ただでさえ逆風が吹く中、彼らの運命はどうなるのか。
 政治史研究家で作家の瀧澤中氏が言う。
「小泉チルドレンと会って痛感するのはしっかりした人と、いい加減な人が玉石混交だということです。私の印象では信頼に足る人は3、4割程度。次期の選挙は小泉さんという後ろ盾を失った彼らを玉と石にふるい分ける場になりそうです」
 現在、小泉チルドレンは81人。この中に玉は何人いるのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏に聞いた。
「当選確実と考えられるのは5人。接戦は150 20人です。残りのうち40人は政治家の籍を失うと考えていいでしょう」
 81人中、当確と接戦を合わせて最大で25人。56人がアウト! とはお寒いかぎりだ。
 当確組は小里泰弘(鹿児島4区)や北村茂男(石川3区)、稲田朋美(福井1区)、林潤(神奈川4区)、薗浦健太郎(千葉5区)といった面々。小里は父親の地盤を引き継いだし、北村は森元首相がいる保守王国・石川県という点で有利。稲田は映画「靖国」の内容を問題視して試写会を文化庁に要請するなど独自の活動をしている。
 当落線上にあるのは岐阜1区から東京5区に鞍替えした佐藤ゆかりや、石原ファミリーの石原宏高など。
 一方、失業が濃厚な40人の中には片山さつき(静岡7区)や料理研究家の藤野真紀子(愛知4区)らが顔をそろえる。もちろん、あの杉村太蔵(北海道1区)もそのひとりだ。
「このところ小泉チルドレンはバラバラになっていた。しかも小泉という神通力を失ったため、生存率は10%以下という見方もあります」(あるジャーナリスト)
 小泉ラッパが生んだ時代のあだ花。失職後は何をするのだろうか?

(日刊ゲンダイ2008年9月27日掲載より引用)