たかが一人の若造が偉そうに何言ってんだって

もっと楽に生きなよって

わかってるんです。
でも今夜はごめんなさい。





今日はうちのオヤジさんの作品を見たいっていう人がいて、夕方Dデパートまでお運びしてきました。

フロアで待ってると綺麗でお若いお客さま

こんな人に買っていただくなんてよかったねと作品に一人話し掛け


一応三つ持っていったんです。どれか選んでいただこうと思って。


そしたらね、実は会社から頼まれて見にいらしたみたいで、写真撮って上司に一度見てもらっていいですか?と

で、慣れた手つきで携帯で写メを撮られたわけで

いいんです
全然
綺麗に撮ってくださって
おメガネにかなえば収めてくださいって。




でもね、僕思ったのね。

オヤジの作品をよく言う気はさらさらないんです。


でもね、
そんな写メで何を伝えたいの?って

あなたの上司はそんなデータで何を理解するの?

一個十万以上する買い物を

あなた方はそんなキカイを通して決めるの?って






別にいいんです、若造ですから。
社会に入ってまだ新米のぺーぺーですから。








でもね、
泥に塗れて埃被り
何日も赤松くべて沢山失敗してやっとできた一個なんです

一から十まで理解してなんて言うわけじゃないんです

でもさ、あんたらもっと感じるモンないのか?

眼で見て手で触れて


写メ撮って決めますなんて言わないで

そんなモンで伝わるならその辺のカタログでいいじゃない

何十万以内でって事だけで選ぶんだったら、そこに何の価値があるのかわからないじゃない











カスタマイズされた世界望むなら

それで全部解決するわけじゃないじゃない?


モニターの上に出てくる綺麗な映像だけで満足しないで。












うまくいえないんだけど
そんなもんじゃないんだよ


そんなもんじゃ…