この生命力は
いったいどこから
来るのだろう。。。
二年ほど入退院を
繰り返している父。
いよいよ
今回の入院は
最後になるんだろうと
私も覚悟はしている。
昨日は母から
「病院にすぐきてと電話きて。。。
ちょっと、私も心臓が。。。
息が。。。」
いやいや。。。
お母さん？
大丈夫？
そっちも心配になるわ。
「今からすぐいくから
ちょっと息して待っとんな！」
そう言って急いで行ってみた。
電話を切ったら
母は少し冷静になったみたいで
病院にいく準備していて
ちょっと安心した。
母に運転させると
動揺していて危なさそうなので
私の運転で病院へ向かった。
コロナの関係で
普段は面会できないんだけど
今日は緊急面会カードを
出してくれた病院。
病室に入ると
入院当初と変わらず
高濃度酸素を吸っている
いつもの父がそこにいました。
ケロットしていて
どうしたん？
って顔で見てくるので
「荷物置きにきたら
今なら入れるよって言われたで来た
」
」そういうしかない空気でした
いやいや。。。
うちらは、危篤の人のところに
呼ばれたよね。。。？？
母と目を見合わせたけど、
とりあえず
生きてるなら
まぁ〜いいや！
だけど、
やっぱり話せるうちに
笑顔が見えるうちに
会いたい人がいるかは聞いとかないと。。。
そんなことが
頭をよぎった。
「お父さん、今なら人入れるらしいで
誰か話したい人とかおるん？」
って聞いてみた。
「そやな。四郎かな。」
父から見たら自分の弟にあたる人です。
とりあえず、
ビデオ電話でおじさんと話した。
そして、すぐにおじさんも
来てくれた
病院の先生からの話によると
父は朝、一旦意識不明になったみたい。
なので、呼ばれた私達。
先生からの話があるというので
別室に行くからと
先生が声をかけに来てくれた時
父が先生に言いました。
「もう、死ぬって
ちゃんと言ったってな〜！」
こら、強がるな！
そう思った。。。
いつも、不安な時ほど
心と違うことを口にだす。
別室で体の状態は。。。
と話してくれました。
心臓も水がたまり始め心筋梗塞
今すぐ透析が必要な腎不全
血管の付近も水がたまり始めている
今すぐ緩和ケアをしていく
段階に入っている。
ただ、なぜか元気に今は本人が
話しておられる。
不思議です。。。
本人のお言葉をお借りすると
先ほどお父さんが言われたように
ご家族にはお伝えしておきます。
今朝のようなことがあれば
自然な眠りにいくということで
いいですか？
そう言われました。
最初から私達は決めているので
そこはお願いするのみです。
今日から、誰か一人病院に
泊まることを選択したので
荷物をとりに帰ろうとすると
ちょうどお昼ごはんと重なる時間に
なっていました。
見ると
父はモリモリと
自分でお食事している。
そして、看護師の方の
お名前を見て
「看護婦さん、ええ名前しとるな」
ふと名札を見ると
「藤崎 あゆみ」
なるほど。。。漢字一文字違い。。。
もぉ〜。。。
その言葉
看護師さん返事に困るわ〜!
イヤイヤ。。。
軽くナンパしてるやん！！
いちいちちょっかい出さない！
ホントにこの人は！！
危篤と言われたのか。。。
一体何なのか？？
みんなで撮ってと父に言われて和やかに♥
コロナの中、一時危篤で病室に
母、娘と実の弟だけ入室できました!
ただの生命力の強さ？
26日は父のお兄さんの
月命日だから
少しだけお迎え来たの？
今日か？
明日か？
明後日か？
私達も容態の変化が分からず
動きようもなく。。。
生徒様にも時間をあけてもらったり
周りのみなさまには
ご迷惑をおかけしております。
すみません。。。
ただ、分かるのは
長くはないということだけ。
悔いが残らないように
過ごすだけですね
昨日から、
いとこちゃんも実家に
帰ってきていて
父が不在の中
にぎやかになっています
かずいろを通してみてみても
父は自由で子供。
精神力が強い人。
最期のときもやっぱり
ワイワイとみんなに
周りにいてほしいのかな
よし！
一発やったんで見とれよ！
その意気込みは
仕事が苦しいときこそ
口に出していた
そんな父は
最後の生命力を
楽しんでるようにも
見えるのです。
一日一日が
やっぱり大切だ!
今日もみなさんが
たくさんの笑顔に
出会えますように✨
三重県四日市市
ライフクラフトセラピスト 石川香