ドニー・イェン⑥『捜査官X』(公開(^3^)/)中国、4000年?の秘技
『捜査官X』
監督 ピーター・チャン
アクション監督 ドニー・イェン
脚本 オーブリー・ラム
出演(役名) ドニー・イェン(リウ・ジンシー) 金城武(シュウ) タン・ウェイ(アユー) ジミー・ウォング(マスター) クララ・ウェイ(マスターの妻) リー・シャオラン(シュウの妻)
のどかな寒村に暮らすジンシーには、決して裕福ではないが、妻と二人の息子と共に幸せで、静かな時間が流れていた。
そんな静けさを破るかのように、二人組の強盗が両替商を襲撃。居合わせたジンシーは、強盗たちともみ合った末、殺してしまう。
正当防衛、一件落着、ジンシーは村の英雄に…だが捜査官のシュウは、一介の村人が、狂暴な強盗を一撃で殺したことに疑問を抱き、捜査を始める。
今回のド兄ィはちょっと違う。
二人組の強盗を前にびびっている。情けない…ただの村人だからか?いやいや、よく見るとやられっぱなしのようで、逃げてるようで、なにかが起こってる。
ジンシーは、相手の力を利用して操っていた。
いつもの高速攻撃ではないのだ!
アクション監督、ド兄ィなんですが、流石ですね。ボコボコにやられ、逃げ回ってるんだけど、見ててなんだか違和感かある。「何かあるぞ」と思わせるアクションの組み立ては見事です。
そして、完全なヒーローではない。決して拭えない過去を背負っていた。
「人間は肉のかたまり。善悪は体で決まる」
気とツボ…気を操り、己の人格をも変える。
ジンシー、スゴいんですよ。だって、周りの人たちにはハエがたかってんのに、彼の放つ「気」で、ハエを寄せ付けないんですから。
さらに、金城武。
久しぶりに見ましたが、相変わらずいい男ですな。
今回の役回りは、事件の真相を暴く探偵。これがまた「金田一」的な飄々とした
探偵で、なんだか憎めない。
ということで、これまでの作品のように、爆発的な攻撃ではないのだが、彼の過去が明るみに出たとき、これまで押さえていたものが爆発する。
ド兄ィが帰ってきた!
そして、物語は決着の時へ…シュウがとったトリッキーな方法、そして、マスターとの切ない戦いが待っていた…。
さてさて、今作品には、気になる名前が…。
ジミー・ウォング…といえば、
『片腕○○』シリーズ。
『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』(詳しくは、2011.6.15の記事参照)
ジミー・ウォングとド兄ィ、今回初共演だそうです。
そして、このキャスティングいいっすね。だから、ジンシーは、ああなっちゃったのね…なんて、ニンマリしながら見てました。
貫禄つきましたな。
ド兄ィがどうなったかは、劇場で確認してください。新しいドニーイェンのアクションが見られます。
但し、グロいとこもあるので、ご注意を…
こちらも片腕…。
『レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳』発売中!
こちらは、ブルースリーを意識した正統派アクション。最近では『グリーンホーネット』にも出てきた「黒い仮面の男」が登場します。
そして、またもや抗日作品です。
ラストのド兄ィVS50人(位?)は圧巻です。
Android携帯からの投稿