昨日、町に出ると世間はクリスマス一色な感じだった。

そんな中、ヨメは僕の誕生日プレゼントに

ニット帽を買ってくれた。

この時期、包装はクリスマスっぽくなるが

あくまでも誕生日用だ。


子供のころ、自分の誕生日というのは

自分にとって大したイベントではなかった。

クリスマスが近いので、そちらにまとめられてしまうのだ。

別にそれに不満をもっていたわけではなく

子供ながらに、まあ仕方ないねと

多少ひねくれた感じで、斜に構えていたのである。

誤解が無いように言っておくが、

クリスマスと一緒に十分に祝ってもらっているので

それについては不満はないし、家族に感謝している。

自分でもそれで納得していたのだ。

加えて、クリスマスが来ると冬休みが始まるので

自分としても、自分の誕生日よりクリスマスの方が

うれしいイベントだった。

というわけなので、誕生日は自分にとっておまけだったのである。


大人になって、しかも結構いい年になってから

誕生日に「誕生日おめでとう」と言われるようになった。

あまり聞きなれなっかた言葉に、なんか照れくさくも

多少ひねくれていた自分の誕生日を素直に

受け入れられる様になってきたと思う。


以前ならこんなこと考えたこともなかった。

自分は図体はでかいし、見てくれも大分老けてきたが

精神はまだまだ成熟には程遠い。

発展途上人間である。


まずは、昨日45歳の誕生日を迎えられたことに

感謝します。

たくさんの人たちや、いろんな物、自然に

自分が生かされているのだと、

あらためて意識し感謝しよう。


自分の身体に起こっていることや

世間、世界で起こっている様々な理不尽な事を

考えると、こうして自分が45年もの年月を

無事に生きてきたことは奇跡に近いと思える。

誰もがそうなんじゃないかな。


今日もこうして生きていることに感謝しつつ、

自分が生きていることが奇跡に近いならば

これからも奇跡に近いことは十分に

起こりうることだとも思える。

そんな思いでこれからも生きていこう。




甘いお菓子は控えてるので

イチゴとヨーグルトで誕生日祝い